出版社内容情報
「冷酷非情」「独裁者」というイメージが先行するプーチン大統領.一方で強いカリスマ性と状況に対応する天才という評価も併せ持つ.豊かになった中間層からの強い逆風の中,ロシアが「普通の国」に移行しようとする困難な時期になぜ再び最高権力者となったのか.彼が目指し
内容説明
「冷酷非情な独裁者」、あるいは「現代の皇帝(ツァーリ)」といったイメージが先行するプーチン大統領。一方で強いカリスマ性を持ち、状況に対応する天才という評価も併せ持つ。長期にわたる政権下で豊かになった中間層から、以前には考えられなかった強い逆風が吹く中、なぜプーチンは再び最高権力者となる道を選んだのか。ロシアが「普通の国」に移行しようとする困難なこの時期に、彼が目指しているものは何なのか。間近で取材を続けてきたジャーナリストが、知られざるその「思考」に肉薄する。
目次
第1章 大統領復帰の誤算―プーチン苦戦の背景(「勝利宣言」涙の真相;市民の意識の変化;予想を超えた有権者の怒り)
第2章 「WHO IS PUTIN?」再考(プーチンの原点をさぐる;ロシア崩壊を救った危機管理能力;「富国強兵」の大統領時代)
第3章 「垂直権力機構」の限界(徹底した中央集権化;「帝国」の陰)
第4章 タンデムの成果と欠陥(「双頭体制」の狙い;広がったタンデムの溝;メドベージェフ再選の断念)
第5章 プーチン復帰後の外交と国防(ソ連はよみがえるか;「新冷戦」の再来も?;アジア外交)
第6章 「プーン後」への動き(ロシアはどこへ向かおうとしているのか;ポスト・プーチンへの助走)
著者等紹介
佐藤親賢[サトウチカマサ]
1964年埼玉県生まれ。東京都立大学法学部卒業。1987年共同通信社入社。1996~97年モスクワ大学留学。東京本社社会部、外信部を経て2002~03年プノンペン支局長。03年12月~07年2月モスクワ支局員。08年9月からモスクワ支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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