出版社内容情報
仏像には今も人々の心を鎮め,勇気づける大きな力がある.その力の秘密とは何か.中宮寺半跏思惟像,法隆寺阿弥陀三尊像,薬師寺薬師三尊像,興福寺阿修羅像と西金堂の諸像,東大寺大仏と天平彫刻――白鳳から天平にいたる若き古代の仏像たちの「かたち」に込められた豊かな精神性と世界観,生命の思想を解き明かす.(カラー口絵8頁)
内容説明
仏像には今も人々の心を鎮め、勇気づける大きな力がある。その力の秘密とは何だろうか。―白鳳から天平期という若き日本古代の仏像たちの「かたち」に込められた豊かな精神性と世界観、生命の思想を、多くの図版を参照しながら解き明かす。「国宝阿修羅展」を手がけた著者が誘う、五つの旅。
目次
第1章 白鳳の聖なる思惟―中宮寺・半跏思惟像(表現の特色;技法の特色 ほか)
第2章 極楽浄土の生命とかたち―法隆寺・阿弥陀三尊像(小金銅仏;橘三千代 ほか)
第3章 若き古代 平和と繁栄の理想仏―薬師寺・薬師三尊像(薬師寺の創建;薬師寺の理想 ほか)
第4章 美少年の内面に渦巻くドラマ―阿修羅と興福寺西金堂の仏たち(天平創建時の興福寺と伽藍;西金堂の仏像 ほか)
第5章 無限大の宇宙を浄化する光―東大寺大仏と天平彫刻(大仏以前の東大寺と仏像;東大寺大仏)
著者等紹介
金子啓明[カネコヒロアキ]
1947年東京生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。東京国立博物館に長年勤務し、事業部長等から副館長。その後、慶應義塾大学文学部教授を経て、奈良の興福寺国宝館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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