内容説明
この時代のわれわれに、この社会に、多元主義がなぜ必要なのか、それはどのようにして可能なのか。生成過程にある世界の複雑さを受容し、多次元的な視点から多元主義を深く実践すること。信仰、悪、道徳、相対主義、グローバリズム、主権、時間の経験から、多元主義が現代社会にもつ可能性を追究する。
目次
第1章 多元主義と悪(悪の経験;アウグスティヌスの説 ほか)
第2章 多元主義と相対主義(多元主義の限界;アメリカニズムとテロリズム ほか)
第3章 プルーラリズムと宇宙(多元的宇宙;経験とくず ほか)
第4章 多元主義と時間(瞬間性と記憶の波;生成としての時間 ほか)
第5章 多元主義と主権(五人組;主権のエートス ほか)
著者等紹介
コノリー,ウィリアム・E.[コノリー,ウィリアムE.][Connolly,William E.]
ジョンズ・ホプキンス大学教授(政治学)。1984年から90年まで「ポリティカル・セオリー」誌編集長
杉田敦[スギタアツシ]
法政大学法学部教授(政治理論)
鵜飼健史[ウカイタケシ]
日本学術振興会特別研究員、ロンドン大学ゴールドスミス校博士候補生、政治理論
乙部延剛[オトベノブタカ]
ジョンズ・ホプキンス大学政治学部博士課程、政治理論・政治思想史
五野井郁夫[ゴノイイクオ]
日本学術振興会特別研究員、政治学・国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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