内容説明
情報公開されたアメリカ側資料を駆使し、第2次大戦下での日米の宣伝、諜報、謀略の真相を解明する。
目次
第1章 ブラック・プロパガンダとは何か
第2章 日本に刺激されたアメリカのブラック・ラジオ
第3章 ブラック・ラジオの制作と日系人
第4章 サイパン・ブラック・ラジオ
第5章 中国戦線のブラック・ラジオ
第6章 日本人のアメリカラジオ聴取
第7章 戦争とブラック・プロパガンダ研究の展開
著者等紹介
山本武利[ヤマモトタケトシ]
1940年生まれ。一橋大学商学部を卒業後、同大学大学院社会学研究科に進学。一橋大学社会学部教授を経て、現在早稲田大学政治経済学部教授
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出版社内容情報
昭和20年4月,米軍はサイパンから日本全土に向けて,日本国内の反軍勢力を装った謀略放送を開始した.アメリカの情報公開法により扉が開かれた一次資料を駆使して,思想戦・宣伝戦といわれる第2次大戦の実態を明らかにする.