出版社内容情報
多様な形態をとって現前化する貧困問題の一つ一つを、これまで用いられてこなかった歴史的資料を掘り起こして体系的にデータ分析することで精緻に描き出し、それぞれの問題が生じるメカニズムに新しい光を当てる。近代化や民主化の過程における貧困の諸相を明らかにして新規の知見をもたらす、斬新かつ包括的な実証研究。
内容説明
多様な形態をとって現前化する貧困問題の一つ一つを、これまで計量分析に用いられてこなかった歴史的資料を体系的に分析し直すことで精緻に描き出し、それぞれの問題が生じるメカニズムに新しい光を当てる。近代化や民主化の過程における貧困の諸相を明らかにして新規の知見をもたらす、斬新かつ包括的な実証研究。
目次
序章 近代化・民主化と多様な貧困
第1章 税不納(税不納という問題;破産・税の不納に関する先行研究 ほか)
第2章 自殺(自殺という問題;自殺に関する先行研究 ほか)
第3章 娘の身売り(娘の身売りという問題;娘の身売りに関する先行研究 ほか)
第4章 乳児死亡(乳児死亡という問題;乳児死亡に関する先行研究 ホ)
終章 結論
著者等紹介
安中進[アンナカススム]
2020年、早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。早稲田大学高等研究所講師を経て、弘前大学人文社会科学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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