人殺しの花―政治空間における象徴的コミュニケーションの不透明性

個数:

人殺しの花―政治空間における象徴的コミュニケーションの不透明性

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年05月25日 12時21分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000245425
  • NDC分類 311
  • Cコード C0020

出版社内容情報

美しい桜やバラは、なぜ自らの命を大義のために捧げることを強いるプロパガンダの道具になったのか。

内容説明

日本における桜、ヨーロッパにおけるバラ―美や友愛、郷土愛の象徴として親しまれてきた美しい花は、なぜ人々に自らの命を国家や大義のために捧げることを強いる政治的プロパガンダの道具になったのか。コミュニケーションの不透明性と複雑さが「人殺しの花」を生み出してゆく仕組みを、様々な事例を通して解き明かしてゆく。

目次

象徴的コミュニケーションの不透明性と複雑さ
第1部 多義性―プロセスの中で規定される象徴の意味(日本の桜の花;ヨーロッパ文化圏におけるバラ;米と日本人の集団的自己―排除にもとづく純粋さ)
第2部 集団的アイデンティティとその象徴表現(集団的自己と文化的/政治的ナショナリズム―比較的視座より)
第3部 (非‐)外在化―宗教的・政治的権威/権力(見えない、聞こえない日本の天皇;宗教的・政治的権威/権力の(非‐)外在化)

著者等紹介

大貫恵美子[オオヌキエミコ]
神戸市生まれ。津田塾大学卒業。1968年、ウィスコンシン大学人類学博士号取得。現在ウィスコンシン大学ウィリアムF.ヴァイラス研究専任教授。アメリカ学士院正会員。2014年、La m´edaille du Coll`ege de France受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

20
シンボルはわかりやすい。言葉を多く使用して説明するよりも、ひとつのシンボルが存在の意味をズバリと伝えるのに効果を発揮する。と同時に、シンボルであるがゆえの多くの意味がそこには本来込められている。本書は、日本における桜、スターリンやヒトラー、毛沢東などが用いたバラ、その花の象徴性がいかにプロパガンダに利用されてきたかを論じている。桜は、美しく咲くという象徴性において武士道に結び付けられてきたが、やがて軍国主義体制のもとで美しく散るという象徴性へと転移し、特攻隊のシンボルとして利用されるようになる。(つづく)2020/07/10

takao

1
日本における桜、ヨーロッパにおけるバラが政治的プロパガンダに2024/09/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14999196
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。