日の沈む国から―政治・社会論集

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日の沈む国から―政治・社会論集

  • 加藤 典洋【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 岩波書店(2016/08発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000245296
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「災後」と「戦後」の共存という事態は何を意味するか。この社会の新たな問題を考えるための指標を示す。

内容説明

三・一一がこの国にもたらした課題、そして国内的文脈で問われる「戦後の日本」というあり方と、国際的文脈で問題化される「日本の戦後」のあり方のズレがもたらす課題―「災後」と「戦後」の共存=重合という事態が、この社会の問題を考えるための新しい指標として浮上している。黄昏ゆく日本社会が問われていることの核心とは、なにか。「災後」と「戦後」という二つの異なる問題を、ともに視野におさめ、その共存=重合のありようと向きあうことは可能なのか。刺激的な災後日本の政治・社会論。

目次

0 災後と戦後―33年後の「アメリカの影」(災後と戦後;田中康夫の『33年後のなんとなく、クリスタル』 ほか)
1 「日の沈む国」から―インターナショナル・ニューヨークタイムズ・コラム集(天皇が着物を着る日;脱成長の時代と日本 ほか)
2 あれからの日本(謝罪と原発;ガラスに入った海―ツイッターと万葉集 ほか)
3 「戦後」の終わり(『戦後入門』をめぐって―戦後七〇年目の戦後論;中村康二氏についてのアトランダムなメモ)
4 「災後」のはじまり(ゴジラとアトム―その一対性;カンタン・メイヤスーの『有限性の後で』―『人類が永遠に続くのではないとしたら』のほうから)

著者等紹介

加藤典洋[カトウノリヒロ]
1948年山形県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。現在、文芸評論家、早稲田大学名誉教授。『言語表現法講義』(岩波書店、1996年)で第10回新潮学芸賞。『敗戦後論』(ちくま学芸文庫)で第9回伊藤整文学賞。『小説の未来』『テクストから遠く離れて』(朝日新聞社/講談社、2004年)の両著で第7回桑原武夫学芸賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hiroizm

16
2011年〜2016年に著者が発表した政治社会論集。過去10年にも満たない期間ながら、書かれた時から現在までの変化の激しさにいささか面食らった。著者の論考はどれも「一理」あるしなるほどなとも思うが、今のネトウヨや忖度といった現象は、戦中戦後の歴史的潮流をもとに分析するような立派なものばかりではなく、経済衰退による人々の精神的荒廃がもたらした愚行的要素も大きい気がする。それから「なんとなく、クリスタル」論は今の自分には陳腐、持ち上げすぎな感あり。とはいえいろいろ学びも多かった。今後も著者の本は読む予定。2020/05/17

Humbaba

8
どのような考え方であっても、発表すれば反対の意見を持つ人はいる。どれほど話し合っても合意は取れないかもしれないが、反対の立場に立つ人も全てがそのような相手というわけではない。自分の発言の真意はどこにあるのか、また、相手の意見から誤解されているであろう部分があればそれを補うなどすれば、より建設的な議論が可能になる。2016/11/28

v&b

1
政治・社会論集。新聞の問題などを扱っている。 93 ”一九六七年、沖縄の米軍基地が核兵器を保有していることを示すスクープを同僚が撮ったことがあるが、それを、「公然の秘密」で新しいニュースでもないと考え、そう口にしたところ、中村にこっぴどく叱られたことがあった。誰もが知っているあいまいな「公然の秘密」をはっきりと「公共化」すること、それこそが重要なジャーナリズムの役割ではないかと、そのとき、中村は述べた。”2019/08/01

haijiiha

1
核の二面性 ゴジラvsアトム(→ロボットアニメ→エヴァ) が 3.11後 庵野シンゴジラで 結実したのは必然か 2016/10/05

林克也

0
本や新聞や大学や街頭で、学者や思想家がどんなに“正しい”思想を発しても、ニッポン人(あえてカタカナ)の多くは、興味も関心も、危機感も持たない。まして行動など、決してしない。その断絶をいつも感じて絶望感に苛まれる。こんなことを、自分の暮らしている界隈の人々に言っても、「じゃあ、お前が行動しろよ!!!そんなメンドクサイこと考えることは無駄!」ということになってしまう。思考しないヒトって、生きてる意味あるのだろうか。この本で中村康二というジャーナリストを知ることができたのは大きな収穫。 2017/01/14

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