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内容説明
光線状態が悪くても、多少濡れても、デジカメなら大丈夫。普段使いならデジカメに限る。でも、大事な写真、人生の楽しみの写真は、晴れた日にライカで撮りたい。デジタルカメラとアナログカメラの両立による「知的な映像ライフスタイル」を提唱する。
目次
自分スタイルを活かす個性的デジカメライフ論(「石鹸箱に目鼻」から「写るコンパクト」へ―デジカメは進化をやめない;タッチパネル式デジカメは六本木ヒルズクラブの暗い場所でも自由に操作できる;デジタルカメラの選び方―高いカメラが良いカメラの時代は終わった ほか)
デジカメの到達できない高等領域であるアナログカメラ論(まず、最初にライカを手に入れよう;五万円予算で始めるライカライフ;ライカは買った、さてアクセサリーはどうする? ほか)
デジタル術とアナログ術―使い分けとその使い方(「晴れたらライカ、雨ならデジカメ」を物量で分析する;カメラ人類の手は二本である;デジカメは手帳代わり、ライカはアート指向―この違いをはっきり認識しよう ほか)
著者等紹介
田中長徳[タナカチョウトク]
写真家。1947年東京生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
13
★★★現像ソフトで空をどこまでも青空、樹木を滴る緑、花を原色、女性の肌をゆでタマゴのようにつやつやに修正するのは退屈。現像ソフトの綺麗さに騙されないように。これは大切。日本の自然の色彩は欧州のそれと比較すると全体に白い絵の具を混ぜたような独特の「色彩のにごり」がある。春霞、夏の驟雨はそのグレーのトーンが命。この「あいまいで微妙な色彩が日本の色」である。日本の夏の湿度を含んだ情緒的な色彩である。2016/08/11
Koki Miyachi
8
チョートク先生のデジカメ&クラカメ礼賛エッセイ。自分の今の気分を的確に言い表してくれて気持ち良かった。デジカメの便利さと、クラカメの情緒に訴える魅力。その両方を現代に生きる私たちは楽しむことができる。両方を楽しみ、味わう。大人の知的な遊び。その極意が記されている本。2014/06/03
apricot
1
デジカメとライカの使い分けを考察。発行から15年経った 今、事情はずいぶん変わってしまったけど、ライカのステータスは変わっていないかな。スマートフォンのiPhoneがこの年に発売された。2022/09/20
あさひ
1
フィルムのカメラを手に入れたはいいものの、雨の日は外に持っていけないなあと思っていたところで見つけた本。文体には最後まで慣れなかったし、カメラに関してまだ初心者もいいとこなのでよく分からないところもあったけど、読んでみて写真が撮りたくなった。写真をオンラインで保存するのにYahoo!ブリーフケースを使っているというあたりに時代を感じた。2010/07/28
みっく
1
ライカ寄りですが面白い本です2007/10/26