感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほほほ
18
女性と花のショートストーリー集。どれも短い話だけど、ほんのりと何かが心に広がる。各話ごとにある画もシックで良いです。この画家は新潮文庫のチェーホフの装丁の画を描いている方かな?1時間ほどであっさりと読了しましたが、いい時間でした。2017/02/04
a子
17
2ページにも満たないちいさなストーリーたち。その1話1話に添えられた牛尾篤さんの装画のささやきを聴いてるような気分でした。美しいものに触れて気持ちが満たされる、贅沢な時間。最後の短編のせつなさが読後も後をひく。佐藤さん味はぐっと薄めでしたが、これはこれでわたし、好きです。2020/06/12
野の花
13
花のようなひとにまつわるショートストーリー。1話に1枚の絵。ホワッとした物語にちょっと主張する輪郭の濃い絵。パラパラと見ているだけでも楽しいです。2017/08/25
春ドーナツ
9
牛尾篤さんの銅版画が30点近く掲載されている(表題作)。そのどれもが素晴らしい(書影をご覧ください。こういう感じです)。カバーの見返しに、佐藤さんと並んで牛尾さんのことも紹介されており(このパターンは私にとっては初めて)、「憧れのウィーン便り」という著書があることを知りました。これは是非とも読んでみたい! もう一篇の「幼なじみ」では水彩画が寄り添っている。銅板画家のイメージしか持っていなかったから、こちらも「初めて」だ。色の滲みが郷愁を誘う。たまには、作家の文章について一切触れない投稿も良いかな、なんて。2017/10/29
みい
7
佐藤さんの長編を読もうかどうか迷っていて、とりあえずこれを図書館で借りてみた。古風なイラストと、なんということもない一日を切り取った綺麗な短編。佐藤さんって女性?普通の気持ちが普通によくわかった。さあ、「鳩の撃退法」を読むかどうか。うーむ。2018/05/10
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