内容説明
9.11の衝撃と加速するグローバリゼーションの中で、世界はますます流動的になり不安定さをましている。混迷の度を深めるテロ後の世界をどう捉え、どう行動すればよいのか。ボードリヤールは、暴力のもつ意味を独自の深い分析で抉り出し、モランは、極めて広い視野で現代世界の本質に迫っていく。現代フランスを代表する思想家による刺激的かつ根源的な問題提起。
目次
世界の暴力(ジャン・ボードリヤール)
世界危機のさなかにあって(エドガール・モラン)
著者等紹介
宇京頼三[ウキョウライゾウ]
1945年生まれ。九州大学大学院修士課程修了。現在、三重大学人文学部教授。フランス文学・独仏文化論
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