日本で「一番いい」学校―地域連携のイノベーション

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000242509
  • NDC分類 371.3
  • Cコード C0037

内容説明

いま公立学校に対して親や社会全体に不信感と不満が広がっている。一番いい学校にするために、「コミュニティスクールや学力テストの結果をどう活用するか」「いい取り組みをどう継続させ、普及させるか」「地域連携イノベーションをどう起こすか」…豊富な事例をもとに検証・提案してゆく。

目次

第1章 地域連携の原点―「陸の孤島」の小さな学校と「いただきさん」の伝統(地域が支える学校;「大きくなったら、絶対、伊座利にお家を建てて住むんだ」 ほか)
第2章 コミュニティスクールの戦略的活用(東京都杉並区立三谷小学校―「カード」をめったに切らないことが大事;和歌山県新宮市立光洋中学校―イギリスの大学の先生が小さな町の中学校長になった ほか)
第3章 さまざまなツールを活用して「いい学校」を作る(強まる経済指向とつながりのつけ直し;四〇年ぶりに再開された全国学力テスト ほか)
第4章 京都市のイノベーションと日本文化の「型」(京都市の戦略的な教育施策;福澤諭吉が見た番組小学校 ほか)
第5章 すべての学校を日本で「一番いい」学校にするために(ソーシャル・キャピタルと学力の関係;コミュニティ・ソリューションという考え方 ほか)

著者等紹介

金子郁容[カネコイクヨウ]
1948年東京都生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員長、教授。スタンフォード大学Ph.D.。ウィスコンシン大学計算機学科および経営工学科淮教授、一橋大学教授などを経て94年より現職。1999年~2002年に幼稚舎長を兼任。情報論、ネットワーク論、意思決定論などを通して、ボランタリーな組織原理を探る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

6
山村留学。これは今だからこそ、検証しておくべきだと評者は実感している。東京一極集中で、極限まで人材をスポイルしていって、そこでは競争激化で疲弊する子どもが行き場を失う。自由学校、通信制高校も増えてはきたが、中山間地域の存在意義もここに見いだせるのである。1976年の長野県八坂村(現大町市八坂地区)が端緒と言われている。学校設置者や学校長が学校運営の責任をとれない仕組みが公立学校システム無責任体制と批判される(42頁)。校長も出世したワケが問われる。どんな組織文化なのかと。京都の御所南小学校は知らなかった。2013/04/25

takao

2
ふむ2023/01/12

nobinobi

1
たくさんの大人が子どもに本気で関心をもってかかわる。それを見て子どもが学校を好きになり、安心して遊んだり学んだりするようになる。本書は、学校と地域の協業を事例を踏まえて解説している。本書でも指摘しているように、校長が変わったり、地域の役員が変わったりなどして活動が終わってしまう可能性は十分にある。そうならないためにも、継続的な活動が行われるような仕組みを構築する必要がある。2017/02/20

メルセ・ひすい

0
月並み なんか甘っちょろい、ずれてる例示!2009/01/26

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