南島に輝く女王 三輪ヒデ―国のない女の一代記

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南島に輝く女王 三輪ヒデ―国のない女の一代記

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  • サイズ 46判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000241830
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0022

出版社内容情報

明治に函館で生まれ、帝政ロシアの貴族と結婚し、オランダ領東インドで農園を切り拓いた一人の日本女性。「南島に輝く女王」と称された三輪ヒデは、日本の蘭印侵略、敗戦、インドネシアの独立とナショナリズムの高まりなど、近現代史の荒波に揉まれながらも逞しく生き抜いた。インドネシア史研究の第一人者が、歴史に埋もれたヒデの歩みを描き出す。

内容説明

元松前藩士の娘として明治に函館で生まれ、帝政ロシアの貴族ニコライ・グラーヴェと結婚し、オランダ領東インドで農園を切り開いた一人の日本女性。当時の新聞に「南島に輝く女王」と称された三輪ヒデは、日本の蘭印侵略、敗戦、インドネシアの独立とナショナリズムの高まりなど、近現代史の荒波に揉まれながらも、逞しく生き抜いた。日本、インドネシア、オランダ、アメリカ―。いくつもの国境を軽々と越え、最後にインドネシアに骨をうずめたヒデ。その華麗なる足跡をたどる。

目次

1 南島に輝く女王(国際都市函館に芽生えたロマン―ニコライ・グラーヴェとの出逢い;南島に輝く女王;日本軍がやってきた!)
2 異邦人になったグラーヴェ家の人びと(革命の嵐のなかで;新生インドネシアの異邦人

著者等紹介

倉沢愛子[クラサワアイコ]
1946年生まれ。1970年東京大学教養学部卒業。1979年同大学博士課程を単位取得退学、2012年博士号取得。また、1988年コーネル大学でPh.D.取得。摂南大学教授、名古屋大学大学院教授、慶應義塾大学教授を歴任。現在、慶應義塾大学名誉教授。専攻はインドネシア現代史。この間、頻繁にジャワの農村等でフィールドワークを実施。著書に『日本占領下のジャワ農村の変容』(草思社、サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kawa

37
明治35年(1902年)函館に士族の娘として生まれた三輪ヒデ。彼女の極めてコスモポリタンな人生を追うドキュメント。日本で20年。白系ロシア人と結ばれてインドネシア・ジャワ島に40年。晩年の20年はオランダ、アメリカ、インドネシアに暮らして、子供9人を育て様々な縁を結ぶ。正にファミリー・ヒストリー。無名の方を取上げ、研究者らしい淡々とした筆致が却って面白い。そうそう、彼女やその娘たちのとりわけ美人ぶりも付け加えておかねば。止まってしまっている我が家のヒストリー、それを整理するのも私の責任かもと思わせる一冊。2022/02/10

uniemo

14
主に語られているヒデさんの、大胆で自由な生き方も魅力的でしたが、スカルノ大統領夫人であった若い頃のデヴィ夫人がとても美しかった。2021/08/12

100名山

8
松前藩の娘三輪秀子と白系ロシア人が函館で結婚し大東亜戦争とインドネシア独立の歴史に翻弄されつつも9人の子供を育て、インドネシア、日本、オランダ、アメリカ、イタリアと各地で活躍する多くの子、孫ひ孫の間を渡り歩き最終的にはインドネシアに骨を埋めた女性の一代記です。学者が書斎に籠り書類上だけで書き起こしたものではなく、多くの関係者に直接会い、現場に赴きつなぎ合わせた物語です。スカルノ大統領やデビ夫人などともつながり、明治大正昭和の戦乱の時代の現場を見ることができ、人々の歴史の実態を見る思いでした。図書館本。2021/10/06

massda

5
日本人でも数代さかのぼると、こういった「海外で謎の人生を送った親戚」は必ずいると思う。私の祖母には「密航でメキシコにわたり、現地のボスの娘と結婚して家族をつくった叔父」がいる。詳細を知りたいけど、もう誰も覚えていない……。著者に見つけてもらえたヒデさんはほんとラッキー。2021/06/30

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