何を怖れる―フェミニズムを生きた女たち

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何を怖れる―フェミニズムを生きた女たち

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  • サイズ B6判/ページ数 190,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000241717
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0036

内容説明

1970年のウーマン・リブ誕生から40数年。フェミニズムの第一世代として、批判や攻撃をものともせず、最前線を走り続けた田中美津、米津知子、滝石典子、上野千鶴子、井上輝子、樋口恵子、加納実紀代、池田恵理子、高里鈴代、田中喜美子、中西豊子、桜井陽子の12人が、自らの人生とフェミニズムへの思いを語った貴重な同時代史。映画『何を怖れる』に収めきれなかったインタビューを全面的に活字化!

目次

1 「私」を生きる(田中美津―「とり乱し」の思想;米津知子―女性/障害者の排除に抗して;滝石典子―シングル・マザー、困難にめげず)
2 「女」って何?(上野千鶴子―女たちとの出会いから;井上輝子―女性学を育てて;樋口恵子―女の未来を切り開く)
3 「考えてほしい」(加納実紀代―「銃後の女性」の戦争責任を問う;池田恵理子―「慰安婦」問題が人生を変えた;高里鈴代―沖縄で基地と暴力を問う)
4 あなたへの伝言(田中喜美子―主婦という「呪縛」を超えて;中西豊子―女の情報を届けるために;桜井陽子―いま、ここから、のフェミニズム)

著者等紹介

松井久子[マツイヒサコ]
映画監督。1946年、岐阜県生まれ、東京深川で育つ。早稲田大学文学部演劇科卒業。雑誌ライターを経て、1979年俳優のプロダクション会社を設立。1985年エッセン・コミュニケーションズを設立し、プロデューサーとして数多くのテレビ番組を企画・制作した後、『ユキエ』(1998年公開)で映画監督デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

27
今もそうかもしれないが、昔も女性が生き辛い社会が日本社会なのだと理解できる一冊。男性こそ読むべき本なのかもしれないと思う。滝石典子氏は、地方を旅するなかで、過疎地の地域おこしに民主主義の芽があるんじゃないか、自立した人たちの民主主義に基づく社会というものは、東京からは生まれないと感じたという(044頁)。現代は国会議員から民主主義を壊している気がしてならぬ。上野千鶴子名誉教授は、女性学という自分自身を研究対象にしていいのか、と目から鱗という(052頁)。 2015/05/12

コニコ@共楽

17
「上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください! 」で紹介されていた本。立場は違っても一世代前、生き方を模索してきた、ガッツある12人の女性たちのインタビュー集だ。聞き手は映画監督の松井久子さん。イサム・ノグチの母の生涯を描いた「レオニー」を撮った方だ。率直な質問に、これまでどんなことがあってどんな変化があったのか、あるいはなかったかが、多様な言葉で語られている。「個人的なことは政治的である」という言葉に刺激を受けた。怖れることなく、日々の生活という政治に個人を開いていった彼女たちの記録である。2020/05/31

ツキノ

7
映画を観た月曜日に読み始めてぐいぐい引き込まれた。リブもフェミニズムもことばとしては知っているけれど、人としては知らない、ということに気づかされた。映画ではうまくミックスされていて、ひとりひとりはとぎれとぎれになるのだけれど、一人分を一気に読むと、またちがった感慨がある。人生の先を歩く先輩方の口調や表情を思い出しながら。関連書籍も読んでみたい。映画はもっと日本全国で上映されるといいと思う。DVD化もぜひ。2015/01/21

とよぽん

6
すごい本です。先達の偉大さを、ほんの少しですが垣間見たような気持ちになりました。12人のうち、知っていた方は4人だけでしたが、他の方も、紆余曲折さまざまな体験や苦労を経て、40年余りの歩みを進めてこられたということがよく分かりました。この記録がドキュメンタリー映画になっているので、ぜひそちらも見たいと思います。女性のみならず、この社会を本当の民主主義の社会にしなければと思う男性にも、読んでほしい本です。そして、政治に携わる人にも。2014/12/22

ぷくこ

5
本書のインタビューのうち半分くらいの方の著作は読んだことがあったのだが、こうした形で一気にそれぞれの人生を読むと、改めて人生の奥行きや力強さのようなものを感じた。リブやフェミニズは一枚岩ではない。キャリア女性、主婦、シングルマザー、障害者…それぞれの人生の中で「女であること」と向き合ってきたのだ。また、映画の監督で編者の松井久子氏がこれまで「リブやフェミニズムに距離を置いてきた」女性であるということも、読みやすさにつながっているのかもしれない。編者が今の時代に彼女たちの言葉を収めたことの意味を考えたい。2015/02/13

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