なぜ日本の政治経済は混迷するのか

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  • サイズ B6判/ページ数 213,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000241601
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

出版社内容情報

日本の経済政策は、政府・自民党・日銀・財界の問題先送りによって四幕劇を繰り返してきた。混迷する日本の政治経済の構造を解明。

内容説明

著者はかつて経済企画庁で月例経済報告や『経済白書』を担当。激動の日本経済を振り返ると、政府・自民党・日銀・財界が問題を先送りする「非協力ゲーム」を演じ、いつも同じ筋書きの四幕劇を繰り返してきたことに気づく。さらに、二大政党時代になっても自民党支配がつづく事実上の独裁の問題や、総論賛成・各論反対を是認する民主主義が政策の決定不能に陥る矛盾について考える。これらの問題から「公益」をキーワードに民主主義を再考し、一九八〇年代から小泉政治までの混迷する日本の政治経済の構造を解明する。

目次

第1章 循環する政治経済ゲームその一―問題先送りの構造(政治経済ゲームの四幕劇;ゲームとしての構造 ほか)
第2章 循環する政治経済ゲームその二―小泉政治でも繰り返される四幕劇(ドラマ「不良債権処理パート1」;ドラマ「不良債権処理パート2」 ほか)
第3章 自民党の支配はなぜ可能か―争点ずらしのメカニズム(二大政党体制下で続く自民党支配の謎を解く;小渕、森、小泉内閣の「争点ずらし」メカニズム ほか)
第4章 総論賛成・各論反対という民主主義の矛盾―決定・実行が不可能なシステム(「総論賛成・各論反対」は民主主義に必ず現れる;小泉改革の階層構造 ほか)
第5章 マインドを変えよう―混迷から脱出するために(「だまし絵」政治経済;まだ一二歳なのか? ほか)

著者等紹介

小島祥一[コジマショウイチ]
1944年生まれ。1967年東京大学教養学部基礎科学科卒業。経済企画庁入庁。国連職員、外務省OECD日本政府代表部参事官として、ニューヨーク、ジュネーブ、パリに合計9年滞在。経済企画庁海外調査課長(『世界経済白書』担当)、内国調査第一課長(1992年度『経済白書』担当)、計画局審議官、経済企画庁経済研究所長を経て、1996年より帝京大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hitomi

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正直私にとって今までで一番つまらなかった。

メルセ・ひすい

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8-47 赤132★5 政府・日銀・自民党・財界⇒全てが保身。前提が「私益」。「経済は何の問題もない!が前提」…だから×狭量、大器皆無。゙繰返す「四幕劇」の構造を曝ず 我国で経済問題が生じると、決まって四つの段階を踏む。第一幕は当局(士大夫=高官=東大法)が「何の問題もない」と政策を拒む。第二に問題の深刻さを否定できなくなり、その一部を認め政策をとりやすい日銀にボールを投げる。第三に外国からの批判が強くなる。最後に問題を全面的に認め本格的に政策をとる。事態が小康を得ると「政策はヤリスギだった」と※2007/05/19

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