内容説明
アフガニスタン攻撃、イラク攻撃と突き進んだ、ブッシュ政権の八年。戦時国家となったアメリカは、国内もめちゃくちゃ、国外もめちゃくちゃ。一方の日本は政治も、社会も、経済も、毎日首をかしげることばかり。そんなときこそ必要になる、突破口。現状を打ち破るためには、「女はだまっとれ!」「子供はだまっとれ!」「年寄りはだまっとれ!」と言われてもだまらないこと。誰に何と言われても、決してだまらない、著者の面目躍如の一冊。
目次
第1章 メモワール―ひとつしかない命(二匹の狐と一本の楠;世界的英雄、近所の洟垂れ小僧)
第2章 女はだまっとれ!(女はだまっとれ!―「弁士中止!」;国際的感覚とのずれ―政府認可のレイプ;私と原爆展とファシズム;原爆イベントをアメリカでする必要性)
第3章 病は政府から(『シッコ』を地でいく、アメリカ医療とんでも体験記;日本人はお義理牛を食べて命を落とす?;基地と汚染)
第4章 YES,WE CAN!?(さあ、大統領選挙―はりきる若者たち;金と性と人種と機械;It’s Obama!―歴史的なアメリカ大統領選挙風景)
著者等紹介
米谷ふみ子[コメタニフミコ]
1930年大阪生まれ。作家・画家。大阪女子大学国文科卒。二科展に三年連続入選し、関西女流美術賞受賞。1960年渡米。作家ジョシュ・グリーンフェルドと結婚し、二児の母となる。現在、ロサンゼルス郊外のパシフィック・パリセイズ在住。1985年「遠来の客」で文学界新人賞、「過越しの祭」で新潮新人賞、第94回芥川賞、1998年『ファミリー・ビジネス』(新潮社)で女流文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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