年寄りはだまっとれ!?

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  • サイズ B6判/ページ数 180p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000241434
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

アフガニスタン攻撃、イラク攻撃と突き進んだ、ブッシュ政権の八年。戦時国家となったアメリカは、国内もめちゃくちゃ、国外もめちゃくちゃ。一方の日本は政治も、社会も、経済も、毎日首をかしげることばかり。そんなときこそ必要になる、突破口。現状を打ち破るためには、「女はだまっとれ!」「子供はだまっとれ!」「年寄りはだまっとれ!」と言われてもだまらないこと。誰に何と言われても、決してだまらない、著者の面目躍如の一冊。

目次

第1章 メモワール―ひとつしかない命(二匹の狐と一本の楠;世界的英雄、近所の洟垂れ小僧)
第2章 女はだまっとれ!(女はだまっとれ!―「弁士中止!」;国際的感覚とのずれ―政府認可のレイプ;私と原爆展とファシズム;原爆イベントをアメリカでする必要性)
第3章 病は政府から(『シッコ』を地でいく、アメリカ医療とんでも体験記;日本人はお義理牛を食べて命を落とす?;基地と汚染)
第4章 YES,WE CAN!?(さあ、大統領選挙―はりきる若者たち;金と性と人種と機械;It’s Obama!―歴史的なアメリカ大統領選挙風景)

著者等紹介

米谷ふみ子[コメタニフミコ]
1930年大阪生まれ。作家・画家。大阪女子大学国文科卒。二科展に三年連続入選し、関西女流美術賞受賞。1960年渡米。作家ジョシュ・グリーンフェルドと結婚し、二児の母となる。現在、ロサンゼルス郊外のパシフィック・パリセイズ在住。1985年「遠来の客」で文学界新人賞、「過越しの祭」で新潮新人賞、第94回芥川賞、1998年『ファミリー・ビジネス』(新潮社)で女流文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月夜

3
高齢であれ なんであれ 女性が こんなにも 日本のことを いや 地球のことを考えている。 簡単に言うと 『強い女だ』 と言われるのだろうな。でも違う 私が あまりにも 目先の事しか見ずに生きている事を 恥じねばならない。平均寿命男子79歳 女子86歳 「女は黙ってろ!」 と言われて黙ったら 日本の過半数は 黙ることになる。 たしかにそうだ。 黙っていたくはない。しかし どこで 意見を発表したらよいのだろう。 たかだかパート先の職場で「ですが店長様」 と言っただけで 無視されるこの現実の中で。2013/04/21

ちいくま

2
恥ずかしながら著者を知らずに借りました。軽~く読めるコミカルなエッセイかと思って。深くて骨太で吸い込まれるように読みました。考えるべきこと、忘れちゃいけないこと、アメリカの医療事情(の一部)にもびっくりでした。2015/11/13

みんと

2
女、こどもはだまっとれと言われて黙っていたら、アメリカや日本をはじめ、世界はとんでもないことになる。自分の住む家、家族、国を守るために、もっと真剣に考え、言いたいことを切にうったえましょうと提言している元気な米谷ふみ子さんのエッセイである。人権問題や社会問題などあまりにも歯に衣着せずに話すのでメディアから煙たがられたりしながらも、常に脳のシナプスを活性化させるべく、たくさん刺激を受け、考え、意見を発信している米谷さんはかっこいいおばあちゃまである。2009/09/09

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