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統治二論

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  • サイズ A5判/ページ数 407,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000241403
  • NDC分類 311
  • Cコード C3031

内容説明

政治学の領域だけでなく、アメリカ独立革命をはじめとする現実の政治に対しても多大な影響を与えてきた古典『統治二論』の、ロック研究の第一人者による画期的新訳。近年のテキスト考証の蓄積に基づく訳業からは、従来軽視されてきたロックにおける神学的パラダイムをベースとした、新しい統治の姿が鮮やかに浮かび上がる。

目次

第1篇 統治について(家父長権力と国王権力とについて;創造を根拠とする主権へのアダムの権原について;神の贈与を根拠とする主権へのアダムの権原について―『創世記』第一章二八節;イヴの服従を根拠とする主権へのアダムの権原について ほか)
第2篇 政治的統治について(自然状態について;戦争状態について;隷属状態について;所有権について ほか)

著者等紹介

加藤節[カトウタカシ]
1944年長野県生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。成蹊大学法学部教授。専攻は政治学史・政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鏡裕之

1
第1篇と第2篇に分かれるが、第1篇は、フィルマーの王権神授説をふるぼっこしている。このぼこぼこぶりが気持ちいい。ロックは非常に頭がよく、明晰な人だね。ホッブス『リヴァイアサン』を読んだあとだけに、リヴァイアサンを批判しているところや王権神授説を批判しているところは非常に興味深かった。なるほど、ロックの考え方はフランス革命やアメリカに影響を与えるわけだと納得した。この考えの上に民主主義が成立しているんだね。馬鹿な改憲案を考えている自民党の議員たちに読んでもらいたい一冊。2013/12/15

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