出版社内容情報
二〇世紀の終りに哲学に生じた「プラグマティズム的転回」。古典的著作に再び光をあて、哲学に新たな進展をもたらしたこの事態を、パース、ジェイムズ、デューイからハーバーマスやブランダムにまで至る大きな流れの中で描き出す。
内容説明
「言語論的転回」によって大きく変容した現代の哲学は、さらに、二〇世紀の終わりに「プラグマティズム的転回」を遂げた。哲学そのものの捉え方の変化は、忘れられたかにみえた古典的著作に再び光をあて、哲学に新たな進展をもたらした。多くの著作によって同時代の哲学動向を見わたしてきた著者が、パース、ジェイムズ、デューイから、ハーバマスやブランダムまで、百年にわたる現代哲学の大きな潮流を描き出す。
目次
第1章 パースのデカルト主義批判
第2章 ジェイムズのプラグマティックな多元主義と倫理的帰結
第3章 デューイの根源的民主主義のヴィジョン
第4章 ヘーゲルとプラグマティズム
第5章 プラグマティズム・客観性・真理
第6章 経験が意味するもの―言語論的転回のあとで
第7章 ヒラリー・パットナム―事実と価値の絡み合い
第8章 ユルゲン・ハーバマスのカント的プラグマティズム
第9章 リチャード・ローティのディープ・ヒューマニズム
著者等紹介
バーンスタイン,リチャード・J.[バーンスタイン,リチャードJ.] [Bernstein,Richard J.]
1932年生。ニュースクール・フォー・ソーシャル・リサーチ教授
廣瀬覚[ヒロセサトル]
仙台市医師会看護専門学校非常勤講師
佐藤駿[サトウシュン]
東北大学大学院文学研究科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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