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出版社内容情報
衣食住や家具、都市空間、身体の振る舞いに着目し、植民地帝国だった時代の日常生活と文化を読み解く。
内容説明
上流階級の「洋館」生活を売り物にした大衆メディア、「味の素」(グルタミン酸ナトリウム)の世界への普及、バンガロー式住宅の移入、「文化生活」言説と「文化住宅」、床座と椅子座の交差と籐椅子の伝播、海外植民地から帝都東京への「内地観光」など、知識、もの、人の流通回路を通じて、帝国が引き起こしていた不平等な出会いと差異の構造を明らかにする意欲的論考集。
目次
序章 帝国の回路と非対称な出会い
第1章 「洋館」の飾り方・住まい方―明治上流階級の趣味は「オリエンタリズム」だったか
第2章 「味の素」―味覚の帝国とグローバリゼーション
第3章 紳士協定―一九〇八年、環太平洋のひとの動き、ものの動き
第4章 世界文化を夢見た「文化住宅」
第5章 籐椅子に座る熱帯帝国
第6章 「生蕃の娘」が街を歩いた―東京はいかに「帝都」であったか
終章 帝国の狭間のハワイと沖縄
著者等紹介
サンド,ジョルダン[サンド,ジョルダン] [Sand,Jordan]
1960年生まれ。東京大学建築学科修士(建築史学)。コロンビア大学博士(日本歴史学)。現在、ジョージタウン大学教授(歴史学部)。都市空間・物質文化を中心に日本近代史を専攻
天内大樹[アマナイダイキ]
1980年生まれ、2008年東京大学大学院(美学芸術学)博士課程修了、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(大阪大学)、東京理科大学ポストドクトラル研究員などを経て、静岡文化芸術大学デザイン学部講師。美学芸術学/建築思想史、特に大正期の建築運動を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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八八
ひろゆき
130