内容説明
芸術性の高い、民衆のための音楽を!時代や社会を厳しく批評しながら、自分を欺かず、真っ直ぐに生きた吉田隆子。今再び、暗い時代に入ろうとする日本に、彼女の生涯と作品が訴えかけるものとは?権力に抗う人々の姿を追い続けてきた作家が、鋭く鮮やかに描き出す。
目次
第1章 「お嬢様」育ちのモダンガール
第2章 迸る情熱
第3章 新しい民衆音楽の創造を
第4章 嵐に呑まれて
第5章 翼を取り戻す
第6章 未完のオペラ
著者等紹介
田中伸尚[タナカノブマサ]
1941年東京生まれ。慶應義塾大学卒。朝日新聞記者を経て、ノンフィクション作家。『ドキュメント憲法を獲得する人びと』(岩波書店)で第8回平和・協同ジャーナリスト基金賞。明治の大逆事件から100年後の遺族らを追ったノンフィクション『大逆事件―死と生の群像』(岩波書店)で第59回日本エッセイスト・クラブ賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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