内容説明
いま、テレビドラマは輝いているか?かつて誰もが一度は目にし、耳にした名作テレビドラマの数々―その魅力を、現在第一線で活躍する脚本家はどんなふうにとらえているのか。また、実際のテレビドラマ制作の現場はどのような問題をかかえ、そのなかで脚本家は、なにに迷い、なにを伝えようとしているのか。視聴者にはうかがい知れないブラウン管の向こう側の世界、脚本家の秘めた思いが、名作ドラマの魅力とともに浮かび上がる。『ちゅらさん』『彼女たちの時代』『ビーチボーイズ』など、数々のヒットドラマを手がける人気脚本家が、なつかしの名作ドラマをふりかえりながら、ちょっと元気がないようにみえるいまのテレビドラマに送る熱いエール。
目次
汝の敵を愛せよ―『氷点』
ふぞろいな人間たち―『想い出づくり』
記録より記憶に残るドラマ―『傷だらけの天使』
大人の青春ドラマ―『金曜日の妻たちへ』
越えられない壁―『淋しいのはお前だけじゃない』
国民的ドラマ―『北の国から』
蒼い名作―『冬の運動会』
真似できないドラマ―TBS水曜劇場
時代を映す鏡―『太陽にほえろ!』
青春ドラマとはなんだ
二一世紀の「朝ドラ」
トレンディドラマとはなにか
がんばれ、テレビドラマ!
脚本家の仕事
著者等紹介
岡田恵和[オカダヨシカズ]
脚本家。1959年生まれ。1990年、デビュー。1997年『君の手がささやいている第1章』でATP(全日本テレビ番組製作社連盟)賞グランプリ、1998年『君の手がささやいている第2章』で橋田寿賀子賞作品賞、1999年『君の手がささやいている第3章』で放送文化基金賞、『彼女たちの時代』で芸術選奨文部大臣新人賞、2001年『ちゅらさん』で橋田寿賀子賞脚本賞、向田邦子賞をそれぞれ受賞
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感想・レビュー
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おさむ
紀梨香
Tatsuhito Matsuzaki
沙羅
Comicchii_9ogo
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