TVドラマが好きだった

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000240147
  • NDC分類 778.8
  • Cコード C0095

内容説明

いま、テレビドラマは輝いているか?かつて誰もが一度は目にし、耳にした名作テレビドラマの数々―その魅力を、現在第一線で活躍する脚本家はどんなふうにとらえているのか。また、実際のテレビドラマ制作の現場はどのような問題をかかえ、そのなかで脚本家は、なにに迷い、なにを伝えようとしているのか。視聴者にはうかがい知れないブラウン管の向こう側の世界、脚本家の秘めた思いが、名作ドラマの魅力とともに浮かび上がる。『ちゅらさん』『彼女たちの時代』『ビーチボーイズ』など、数々のヒットドラマを手がける人気脚本家が、なつかしの名作ドラマをふりかえりながら、ちょっと元気がないようにみえるいまのテレビドラマに送る熱いエール。

目次

汝の敵を愛せよ―『氷点』
ふぞろいな人間たち―『想い出づくり』
記録より記憶に残るドラマ―『傷だらけの天使』
大人の青春ドラマ―『金曜日の妻たちへ』
越えられない壁―『淋しいのはお前だけじゃない』
国民的ドラマ―『北の国から』
蒼い名作―『冬の運動会』
真似できないドラマ―TBS水曜劇場
時代を映す鏡―『太陽にほえろ!』
青春ドラマとはなんだ
二一世紀の「朝ドラ」
トレンディドラマとはなにか
がんばれ、テレビドラマ!
脚本家の仕事

著者等紹介

岡田恵和[オカダヨシカズ]
脚本家。1959年生まれ。1990年、デビュー。1997年『君の手がささやいている第1章』でATP(全日本テレビ番組製作社連盟)賞グランプリ、1998年『君の手がささやいている第2章』で橋田寿賀子賞作品賞、1999年『君の手がささやいている第3章』で放送文化基金賞、『彼女たちの時代』で芸術選奨文部大臣新人賞、2001年『ちゅらさん』で橋田寿賀子賞脚本賞、向田邦子賞をそれぞれ受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

35
岡田恵和さん脚本のドラマは、「ちゃらさん」や「ひよっこ」などよく見ています。どの作品も出てくるのは基本的に良い人ばかりなので、安心できます。本著はその岡田さんが書いたTVドラマ賛歌。向田邦子や倉本聰、山田太一などの作品評もよいが、対極にあるトレンディドラマを高く評価しているのはちと驚いた。巻末には脚本家になるためのヒントも。「想像力をつけるには、色んな枠組みを取っ払うこと」「ドラマは1%でも正しければよく、取材し過ぎるとレポートになり、現実を超えない」など首肯することしきりでした。「図書」の連載。2021/01/07

紀梨香

3
「ちゅらさん」を終えた後に書かれたエッセイ。脚本家になりたい人向けのアドバイスが満載でした。「いつかまた、二本目の朝ドラを」って有言実行ですね。2019/06/25

Tatsuhito Matsuzaki

2
茨城を舞台にした朝ドラ『#ひよっこ🐣』の脚本家の岡田惠和さんが15年以上前に、名作と称されるテレビドラマについて記した著書。 手動チャンネルからリモコンへ、生視聴からビデオへ、そして今、テレビからネットへとTVドラマを取り巻く環境は大きく変遷しています。 名作を手掛けた先輩脚本家に対する岡田さんのリスペクトと情熱が文面からひしひしと伝わって気持ちの良い読後感。 コロナ禍の中、今昔のドラマを同時に見る機会が多いですが、ドラマ以上のドラマチックな現代に、これらの名作を超えるドラマを待望しています。 2020/08/17

沙羅

1
岡田さんの作品大好きです!!この本を出版されたのは「ちゅらさん」後とのこと。それまで朝ドラはほとんど観たことがないと書いていたが、その後の「おひさま」「ひよっこ」はとても朝ドラらしい作品とヒロイン。朝ドラでまた岡田さんの作品が観たい。 若い頃はシナリオをなかなか使ってもらえず苦難の日々が続いたようだが、今の時代は岡田さんの書く優しい人がたくさん出てきて温かい気持ちになれるドラマが求められていると思う。2020/02/20

Comicchii_9ogo

0
テレビっ子は読んだほうがいい。2017/08/12

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