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戯曲・デモクラシー

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000240123
  • NDC分類 932
  • Cコード C0074

内容説明

1969年、戦後初の左派政権樹立によって、東西融和へ舵を切った西独首相ブラントと、東独のスパイであることを隠し、献身的に仕えた秘書ギョーム。信頼・疑念・友情・裏切り…二人の、そして政権内の複雑な人間関係は、東西ドイツの歴史に何をもたらしたのか?答えのない現代史の謎に迫る傑作。戦後史・ドイツ社会思想史への入り口としても優れたフレイン自身の詳細なあとがき、日本語版解説を収録。

著者等紹介

フレイン,マイケル[フレイン,マイケル][Frayn,Michael]
1933年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学卒業(哲学)。ガーディアン紙、オブザーバー紙のコラムニストを経て創作を開始。小説The Tin Men,Headlong(『堕落のある風景』)、Spies(『スパイたちの夏』)、戯曲Alphabetical Order,Noises Off(ノイズ・オフ)、Benefactorsをはじめとする多数の作品がある。チェーホフ作品の翻訳によっても知られる。ハイゼンベルク=ボーア会談をテーマにした戯曲、『コペンハーゲン』(1998)が演劇・歴史の両分野で大きな話題を呼び、2000年トニー賞受賞

常田景子[ツネダケイコ]
翻訳家。東京大学文学部心理学科卒。湯浅芳子賞(翻訳・脚色部門)受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yellow0702

1
「デモクラシー」。読み終わってからこのタイトルを噛みしめる。笑って泣いて叫んでを繰り返す彼らを、近いようで少し離れて眺めざるを得ないギョームの視点が切ない。「彼ら」がどれだけ滑稽でも、それが「デモクラシー」の強みなんだ。「コペンハーゲン」よりもとっつきやすく、でも同じくらい現在へ指を突きつけてくる作品。2018/02/12

R

0
マイケルフレインのspiesをはじめて読み考えさせられたので、デモクラシーを購入した。チャーチルの言葉を背景にした舞台、ナチス台頭の世界、残酷かつ民主的に描かれた現代史みたいだった。考えさせられたのでもっと勉強して教養を増やしてから読みたい。(次はコペンハーゲンをも読みたい)2014/06/05

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