出版社内容情報
テレビドラマの演出で一時代を築いた和田勉の自伝的エッセイ.テレビ草創期にNHKに入りドラマ製作ひと筋,名演出家として活躍した.演出論,メディア論,俳優論でもある.さらに現在のテレビ界の問題点を批判し,訣別を宣言する.
内容説明
テレビドラマ演出で一時代を築いた和田勉の自伝的エッセイ。テレビ草創期にNHKに入りドラマ制作に関わる。アップを多用した独特の演出法で注目を浴び、「意外」とか「衝撃」といった形容詞で語られながら、名演出家として活躍した。本書は自伝であると同時に、演出論、メディア論、俳優論でもある。さらに現在のテレビ界が抱えている問題点を批判し、テレビとの訣別を宣言する。
目次
1 生まれました!
2 アカまみれ早稲田遊学時代
3 NHK大阪へ
4 アップのベン
5 非国民テレビ誕生
6 女優殺し
7 ドラマの王道
8 NHK諦念後
付録 一九六四年一〇月
番外―幕のおりる前に
著者等紹介
和田勉[ワダベン]
1930年、三重県松阪市生まれ。早稲田大学文学部卒業。演出家。1953年入局したNHKでテレビドラマの数々の名作・話題作を演出する。87年退職後はワダベンカンパニー主宰。主な演出作品に、「竜馬がゆく」「阿修羅のごとく」「ザ・商社」「天城越え」「心中宵庚申」「けものみち」ほか
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