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内容説明
「知識人の時代」としての二〇世紀という世界的な文脈に日本を置くことによって、近現代日本の思想と学問の特徴や偏向を浮かび上がらせる論文集。丸山眞男を論じ、翻訳文化の意味を考えることを通じて、日本の社会科学の理論枠組やそれが暗黙に前提していた歴史像が明らかになるだろう。トクヴィル研究者による比較思想史の意欲的な試み。
目次
第1部 知識人の時代と日本(知識人の時代と日本;知識人と政治―アメリカの場合;リベラル・デモクラシーの歴史的形成―二〇世紀政治思想の見取図;戦後市民社会論再考;日本における個人と個人主義―福沢諭吉から山崎正和まで、トクヴィルを手がかりに)
幕間の補論 翻訳と翻訳文化について
第2部 丸山眞男を読むために(丸山眞男と日本の自由主義;丸山眞男と戦後政治学;丸山眞男はトクヴィルをどう読んだか―冷戦自由主義者との対比において;書評『忠誠と反逆―転形期日本の精神史的位相』)
著者等紹介
松本礼二[マツモトレイジ]
1946年生まれ。東京大学法学部卒。同大学大学院法学政治学研究科博士課程中途退学。現在、早稲田大学名誉教授。専門、政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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