長編マンガの先駆者たち―田河水泡から手塚治虫まで

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  • サイズ A5判/ページ数 291p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000238908
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

子ども向け週刊新聞がマンガを連載し、描きおろしマンガ単行本は次つぎと刊行され、月刊誌もマンガページを増やす。横井福次郎が時代を駆けぬけて急逝する一方で、手塚治虫が活躍の場を広げ、藤子不二雄も追随していく――熱烈な少年読者として戦後マンガを味わった著者が、証言を織りこんで俯瞰する個性あふれるマンガ論。

内容説明

田河水泡、茂田井武、大城のぼる、横山隆一、松下井知夫、横井福次郎、宍戸左行、藤子不二雄、田川紀久雄、手塚治虫―熱烈な少年読者として戦後マンガを味わった著者が、鮮明な記憶にマンガ家たちの証言を織りこんでふり返る、個性あふれる長編マンガ論。

目次

日本は長編マンガの王国
珍品のらくろ草をたずねて―田河水泡論
三百六十五日のフシギ旅行―茂田井武論
一九四〇年、火星への旅―大城のぼる論
人造心臓の鼓動がきこえる―横山隆一論
新バグダットのメカ戦争―松下井知夫論その1
モセス・マンがやってくる―松下井知夫論その2
プッチャーのふしぎな国―横井福次郎論 その1
冒険王ターザン、原子爆弾の島へ―横井福次郎論その2
ターザン、大震災の日本へ飛ぶ―横井福次郎論その3
スピード太郎の世界地図―宍戸左行論
人類連盟本部にて―藤子不二雄論
ある少年マンガ家の冒険―田川紀久雄論
戦後ストーリー・マンガの出発点―手塚治虫論

著者等紹介

小野耕世[オノコウセイ]
1939年生まれ。国際基督教大学卒。NHK教育局、国際局勤務を経て、映画とコミックスの評論・翻訳で活躍。2006年、第10回手塚治虫文化賞特別賞受賞。2014年、第18回文化庁メディア芸術祭功労賞受賞。現在、日本マンガ学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akihiko810/アカウント移行中

18
戦後間もないころの「長編漫画」の解説と、その当時の著者の漫画体験をまとめたもの。印象度B  「のらくろ」から手塚治虫まで。手塚の「新宝島」がこれまでの手塚作品とは段違いのスピードであったこと、それは共同制作者の構成の酒井七馬の功績であったという。 本書一番の項は、藤子不二雄の「UTOPIA 最後の世界大戦」(足塚不二雄名義)の解説だろう。この世界観を高卒後すぐ(多分十代で)描いたのはすごい早熟だとしかいえない。オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』という元ネタがあったとはいえ。2022/09/02

印度 洋一郎

4
日本におけるアメコミの第一人者である著者が、約四十年前に「奇想天外」誌上に連載していたコラムを元に、戦前から終戦直後にかけての「日本の長編漫画の系譜」を、リアルタイムの読者(少年時代)の視点も交えて辿っている。戦前の作品にしては革命的スピーディな展開を見せる「スピード太郎」、SFガジェット盛り沢山の「新バグダッドの盗賊」等々今も読める作品もあれば、数少ない戦時中の漫画「ナマリン王国物語」や名作のらくろの異色作「珍品のらくろ草」等幅広い。柔らかい語り口、豊富な知識など、アメコミに関する諸作同様の楽しい文体だ2017/07/23

じょっちゅん

2
著者が1980年代に『奇想天外』誌上に連載した「奇想天外コミックスの系譜」をベースとした一冊。 リアルタイムで戦前から戦後まもない頃に出版されたマンガに触れていた著者のマンガ体験史が書かれている。豊富な図版もさる事ながら、当時の感想を活き活きとした筆致で綴っており、当時のマンガへの愛が強く伝わる。 引用した場面に対する印象を綴っている点や、作品に対して映画や小説を踏まえながら論考している点は、マンガ史を考える上で新たな示唆を読者に与えてくれるものだと感じられる。2017/07/06

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