• ポイントキャンペーン

地域医療を守れ―「わかしおネットワーク」からの提案

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000238458
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0036

内容説明

地域から医者が消え、次々に閉鎖される病院、広がる行き場のない患者たちの不安…いま地域医療が崩壊している。医療過疎地域にある東金病院の院長平井愛山は、病院や病状という「点」ではなく、地域全体や患者を「面」として捉え、地域住民・NPOとともに「医師を地域が育てる仕組み」を作り上げた。危機に瀕した地域医療の再生案を提唱する。

目次

第1章 病院から医師がいなくなる
第2章 医師不足―問題の本質とは
第3章 「点」から「面」へ―「わかしおネットワーク」のこれまでとこれから
第4章 地域で医師を育てる
第5章 医師が来てくれる地域をつくる―住民のできることを
第6章 政策に翻弄されるな
第7章 地域医療を再構築する―進むべき方向とは
終章 わが国の医療はどこへいく

著者等紹介

平井愛山[ヒライアイザン]
千葉県立東金病院院長。医学博士。日本内分泌学会内分泌代謝科専門医。千葉大学医学部卒。千葉大学医学部附属病院内科医員、国立柏病院、船橋済生会病院、千葉大学医学部第二内科医局長を経て、現職。「健康ちば21」策定専門委員会委員長、内閣官房「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部」IT新改革戦略評価専門調査会医療評価委員会委員などを歴任。電子カルテと地域医療連携ネットワークである「わかしおネットワーク」を立ち上げ、2005年度の日本経済新聞賞を受賞した

秋山美紀[アキヤマミキ]
慶應義塾大学総合政策学部専任講師。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、(株)仙台放送勤務を経て、ロンドン大学経済政治大学院(LSE)にて、メディア・コミュニケーション分野の政策、規制について学び、修士号取得。その後、慶應塾大学大学院政策・メディア研究科にて博士号取得。主な研究テーマは、地域医療連携におけるコミュニケーションで、調査は千葉県山武地域をはじめ全国に及んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroshi Horie

0
勉強のために読んだ本ですが、医師不足対策、地域ぐるみでの疾病管理、医療提供側と住民側とのコミュニケーション、難しい仕組みのわかりやすい解説と、ドラマチックに読ませる素晴らしい筆致とで一気に読むことができました。2015/10/24

pochiojisun

0
この本は、地域医療の崩壊の根本である”医師不足”の問題を解決しつつある、ある地域の取り組みを紹介し、地域医療再生の処方箋を提示している。医師不足は、地域が医師の心を守らなければ解決することができない問題だということが分かりやすく、かつデータも挙げて書かれている。とにかく、この本は”地域”での取り組みの重要性を感じられる一冊だと思う。2010/02/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/197828
  • ご注意事項

最近チェックした商品