地球環境問題の比較政治学―日本・ドイツ・アメリカ

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  • サイズ A5判/ページ数 334p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000238434
  • NDC分類 519.1
  • Cコード C3031

内容説明

日本、ドイツ、合衆国の3国は、それぞれの地域の主要国にして経済大国である。そのため地球環境への責任も大きく、国際的な環境政策に対しても大きな影響力を持つ。だが、たとえば地球温暖化問題において3国は立場を異にし、京都議定書の採択に向けての交渉は難航を極めた。3国が異なる環境政策を選択することが多いのはなぜか。気鋭のアメリカ人政治学者が、政治文化、行政機構、社会運動の比較分析により、その原因にせまる。

目次

第1章 イントロダクション
第2章 環境保護運動と環境政策の誕生
第3章 環境保護運動の制度化
第4章 酸性雨とオゾン層破壊に対する政策
第5章 気候変動問題―国連環境開発会議への道程
第6章 気候変動問題―京都議定書をめぐるたたかい
第7章 地球環境政治と環境政策コミュニティ
第8章 国内政治と地球環境―日本、ドイツ、合衆国を比較して
日本語版への補遺―京都議定書批准(2002年)以後の展開

著者等紹介

シュラーズ,ミランダ・A.[シュラーズ,ミランダA.][Schreurs,Miranda A.]
ベルリン自由大学教授(環境政策研究所・所長)。専門は環境政治学、国際関係論

長尾伸一[ナガオシンイチ]
1955年生。名古屋大学大学院経済学研究科教授。専門は経済思想、社会思想、政治経済学

長岡延孝[ナガオカノブタカ]
1959年生。同志社女子大学現代社会学部教授。専門は環境政策、地域政策、政治経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

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9-52 赤53 米国政治学者が‘02以降の米国・日本・独逸の動きをまとめたもの。インタビューを柱に「ルポルタージユ風」形式で、当事者間の駆け引きを雑誌・新聞的に描く。最新の環境政治学の成果によって、先進国の環境政策の違いと現状、その問題点を解明し、地球環境問題に国内、国外でどう取り組むべきかを示唆する。地球温暖化問題の今後を考えるための必読書。まあ、温暖化原因説にかかわらず行き過ぎた人間中心主義を是正するのは政治力が要だよね。2008/03/20

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