出版社内容情報
アメリカと中国,二つの大陸の手触りを求めて著者は旅を続ける.本書は,オバマ大統領就任式の熱狂の渦中から始まり,一方でその背景に根深く残り続ける人種差別の現在と歴史の地層に迫り,「河の南,一億人の省」(河南省)での農民や坑夫との交流を描く.紀行文学の可能性をぎりぎりまで追求した鮮烈なノンフィクション.
内容説明
アメリカと中国、二つの大陸の“現在”を日本語でつかみ取り、書くため、作家はノンフィクションという船で島国から漕ぎ出し、上陸を試みつづけている。オバマ大統領就任式の熱狂と歓喜の一日からはじまり、人種差別をめぐる少年時代の記憶が甦るアメリカ篇。上海や北京をとばして、中国の奥地、「河の南、一億人の省」に入り込み、過酷な近代を生きてきた農民、炭鉱夫、「外地人」のあふれる声に身をさらす中国篇。―二つの大陸を書くことが、現代の日本語の可能性をここまで広げた。鮮烈なる文学的ノンフィクションの誕生。
目次
オバマの日
オバマの翌日
ミシェルとすれ違って
河の南、一億人の省
花園口まで
路地と食卓
ヘンリー・ルイス・ゲイツJr.教授の夏の事件
「アメリカ」の家の床の下
シルバー・キャブに相乗りして
非常 国〓(じ)
黒光りの細道
土語の中へ
天が黒くなる前に
著者等紹介
リービ英雄[リービヒデオ]
1950年アメリカ生まれ。少年時代を台湾、香港が過ごし、67年に日本に初めて住む。その後、日米往還を繰り返し、プリンストン大学大学院博士課程修了、プリンストン大学、スタンフォード大学で日本文学の教授を務める。40歳直前から日本に定住し、現在まで日本語による作家として活躍。92年、『星条旗の聞こえない部屋』(講談社)でデビュー。著書に『千々にくだけて』(大佛次郎賞、講談社文庫)、『仮の水』(伊藤整文学賞、講談社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hatann
Haruka Fukuhara
takao
メルセ・ひすい
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