旅に溺れる

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000237888
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

平戸の入り江の風景への感慨を述べた表題作ほか、各地の祭りを訪れ、地域文化を味わう国内の旅。中国やチベットを歩き、人々と交歓する海外の旅。病や老い、親族への思い。読売文学賞受賞の名手による珠玉のエッセイ。

内容説明

死が降りてくるとき―風の国、砂の国、川の国への旅。赤紙を破り捨て、村人が死守した祭りの現場で、チベットの鳥葬場で…。詩人が聴き届けた、生者と死者の対話の現在。

目次

祝う詞について
雪の夜に、うち噺して―山形県鶴岡市「黒川能・王祇祭」
ある日、一日、狐になって―新潟県阿賀町「狐の嫁入り行列」
飛沫論
女性がしきる赤岡、絵金の町―高知県赤岡町「絵金祭りと絵金歌舞伎」
伝統と創作と情熱と活力と―沖縄県「琉球國祭り太鼓」
旅に溺れる
町の人みんなが芸術家―富山県福岡町「つくりもん祭」
雪球を当てる楽しみ、当てられる悔しさ―北海道壮瞥町「昭和新山国際雪合戦」
ツリーハウスという迷路〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

18
富山県福岡町「つくりもん祭」(38頁~)。 造り物。 江戸時代、各地で流行した民衆芸術。 巨大野菜を素材に、 観光客が見に来る。 農業と芸術の融合した試み。 福助人形では、大豆の顔、カボチャの耳、 チョンマゲと眉はナス。 まつ毛はシシトウ。唇は赤唐辛子。 43頁は末広福助で立派な出来栄えだ。 震災という文化――いかにやわらかく、壊れるか(136頁~)。 どんなふうに壊れるべきかを、 設計思想の中心とするべき(142頁)。  2014/05/14

kei

1
☆☆☆☆☆2014/07/30

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