総合検証 東日本大震災からの復興

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  • サイズ A5判/ページ数 376p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000237444
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0036

出版社内容情報

東日本大震災から10年。甚大な被害からの復興の道のりは、生活や産業の再建だけでなく、人々の意識や災害へのビジョンの変化をもたらした。10 年を経た復興の現状、そして、阪神・淡路大震災からつながり発展し続けてきた危機管理と災害対応、復興政策のあり方を示す決定版。危機管理・防災担当者必携。

内容説明

東日本大震災の甚大な被害からの復興は、まちと住宅、生活や産業の再建だけでなく人々の意識や災害へのビジョンを変化させた。10年を経た復興の現状、そして、阪神・淡路大震災からつながり発展し続けてきた危機管理と災害対応、復興政策のあり方を示す決定版。

目次

復興思想の変容
第1部 巨大知震・津波の衝撃
第2部 原子力災害と福島の復興
第3部 地域のくらしと住宅の復興
第4部 産業・雇用と教育の復興
第5部 復興を支える仕組み
第6部 記憶の伝承と教訓
「災後」の時代とは何か―人の流れに着目しながら

著者等紹介

五百旗頭真[イオキベマコト]
1943年生。広島大学助教授、神戸大学教授、防衛大学校長、熊本県立大学理事長などを経て、兵庫県立大学理事長、ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長。東日本大震災復興構想会議議長を務めた

御厨貴[ミクリヤタカシ]
1951年生。東京都立大学教授、東京大学教授を経て、東京大学名誉教授、放送大学客員教授、ひょうご震災記念21世紀研究機構研究戦略センター長。東日本大震災復興構想会議議長代理を務めた

飯尾潤[イイオジュン]
1962年生。埼玉大学大学院政策科学研究科助教授、政策研究大学院大学助教授などを経て、政策研究大学院大学教授、放送大学客員教授。東日本大震災復興構想会議検討部会長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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y_u

4
4400円するので目をつぶってボタンをクリックしたが、五百旗頭真先生をはじめとした監修と、第一線の地震学者、政治学者が東日本大震災の復興について総括。丁寧に数値や証言を示しながら、復興政策を中心に何が課題であったのか、何が画期的であったのかまとめた歴史的名著である。被災者の広域避難、住宅問題や自治体の行政機能、広域応援などの実態だけではなく、産業・雇用問題、NPO等のサードセクターの役割や首長のリーダーシップにも触れ、得られる教訓は非常に大きい。当著の帯に防災担当者は必読と書かれていたが、その通りだった。2021/06/04

shiroe_42

1
災害の記憶や復興経験の継承が重要の課題だと指摘されているが、この本自体がその課題への回答の一つになっているように思えた。執筆者たちが学術的な根拠ももちながら記載する記録や提言(そして参考文献)は読んで、伝えていきたい内容。 ちょうど東日本大震災に関係する小説と並行して読んでいたこともあり、記憶・記録について考えながら読んだ。2022/02/01

aruku_gojira

1
序章と終章を含めると、6つの部と25の章からなる。約370ページなので、1章あたり20ページ未満と少ないながらも、各章の末尾に掲げられた引用文献・サイトの情報は参照できるものもあったので、興味のわいた分野を追っていくこともできる、と思った。 阪神淡路大震災を契機に復興のやり方、あり方が再考されたことや、新潟中越地震や数年おきに起きた宮城県・岩手県での地震を受けての国と地方自治体の取り組み。取り組みと予想を超えた東日本大震災から10年の取り組みを様々な視点から論じていて、情報量は多く読むのに苦労した。2021/04/25

Daimon

0
備忘録的に……数十年後、津波大災害が起きた時に似たような本が出版されている予感のする本であった。2021/07/14

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