蕎麦―江戸の食文化

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000237031
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

蕎麦を座標軸にして江戸時代の習俗,人びとの心をさぐる文化史としての蕎麦.蕎麦文化の基を作った寺院,大名から庶民まで,その生活と蕎麦との関わりを川柳・俳諧・落語・歌舞伎その他の資料を博捜し生き生きと描き出す.

内容説明

江戸の食生活のなかで、ぬきんでて親しまれていた蕎麦。そのルーツは?また、夜の外食産業のチャンピオン夜蕎麦売りの経営作戦とは?蕎麦文化の基を作った寺院をはじめ、大名から庶民まで、その生活と蕎麦との関わりを、川柳・俳諧・歌舞伎・落語・絵などの資料を博捜して生き生きと描き、江戸時代の習俗や人びとの心を探る文化史としての蕎麦。

目次

プロローグ(蕎麦切出現から七十年間のライトアップ;蕎麦を食べるタイミング)
1 大名と蕎麦(寸描;柳沢信鴻の『宴遊日記』を中心に)
2 寺院と蕎麦(寺院と蕎麦;称往院―道光庵の栄光と失意;深大寺)
3 江戸っ子と蕎麦(新蕎麦;年越し蕎麦;蕎麦と粋;蕎麦酒屋)
4 江戸の夜蕎麦売り(夜の外食産業のチャンピオン;メニューと品質;繁昌するノウハウ;営業作戦・情報機能・危機管理;江戸中の小銭をさらう賢さは;さらば幻の夜蕎麦売りよ)

著者等紹介

笠井俊弥[カサイトシヤ]
1925年生。1948年東京大学経済学部卒。1991年日本製粉(株)専務取締役退任。月刊誌「愛犬の友」(誠文堂新光社)にエッセイをシリーズ連載。NHKテレビをはじめ、テレビ・ラジオに出演
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

satochan

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蕎麦は蕎麦でも蕎麦の変遷。もりそば、かけそばなどいろいろな蕎麦がはやってすたれていった過程とでもいおうか。。。俳句をもとに構成された作品のように思う。当時の俳句から蕎麦を知るような感じがある。ちょっと読みにくいけれど、ちょっとおもしろい。当時の江戸を蕎麦を通じて垣間見える感じ。2011/10/04

MSTR

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 当時の川柳(柳多留など)を基に、江戸の食文化を解き明かす。  江戸蕎麦に関するウンチクの種本となり得る一書。2022/04/12

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