出版社内容情報
聖なる使徒の生涯にも擬せられる神谷美恵子の未刊行の「手記」を縦横に読み解き,若き日の失恋による強い喪失感から出発し,激しいデーモンとの葛藤を懐に抱え込んだ神谷の歩みとその精神の軌跡をあざやかに描き出す.
内容説明
デーモンとの葛藤を壊に抱え込んだ女性像を描き出す!溢れ出る若き日々の輝き。
目次
1 両親の葛藤の狭間に
2 小コスモポリタン―スイスでの異文化体験
3 溢れ出る青春―帰国とその後
4 野村一彦との「恋」―喪失の衝撃とその持続
5 アメリカでの生の肯定―危機への対応
6 ふたすじの道と二つの選択―医学/文学と結婚/進路選択
7 自己探求の深みへ―対人関係/精神科学
8 その後の神谷美恵子
著者等紹介
太田雄三[オオタユウゾウ]
1943年横浜市に生まれる。東京大学助手を経て、1974年からカナダのマッギル大学で日本史を教える。現在、同大学教授
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