内容説明
「軍事テクノロジーの変化、経済・情報のグローバル化、環境問題などによって、現在、私たちの生きている時代は根源的な変革を遂げつつある」としばしば主張されるが、その認識は果たして正しいか。本書は軍事革命、および近代国家システムの基礎が形成された十六世紀からの歴史を丹念に辿り直し、今世紀の国家権力、軍事紛争、そして国際システムに起こるであろう展開を考察、世界の近未来を予測する。デモクラシーやグローバル化の理論に関して、世界的に最も注目された研究者の一人であり、惜しくも二〇〇三年に急逝したP・ハーストの単著、初の邦訳。
目次
第1章 軍事革命(一六世紀の軍事革命;一八五〇‐一九一八年の産業時代における戦争 ほか)
第2章 ウェストファリア体制期における国際システム(中世の多元主義から近代国家へ;国際システムの出現 ほか)
第3章 未来の戦争(冷戦後;新しい戦争? ほか)
第4章 国際システムの未来(国家は衰退しつつあるか;国家および国際システムの未来 ほか)
著者等紹介
ハースト,ポール・Q.[ハースト,ポールQ.][Hirst,Paul Quentin]
1946年イギリスのデボン州生まれ。2003年に死去。生前は、ロンドン大学バークベック・カレッジ教授。専攻は、社会理論。特にデモクラシーやグローバリゼーションの理論に関して、世界的に最も注目された研究者の一人
佐々木寛[ササキヒロシ]
1966年香川県生まれ。新潟国際情報大学教授。専攻は、平和研究、国際政治理論。立教大学法学部助手、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現職。2008年よりカリフォルニア大学バークレー校客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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