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世阿弥の中世

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  • サイズ A5判/ページ数 348,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000236683
  • NDC分類 773.2
  • Cコード C3091

出版社内容情報

経文・説話・縁起・注釈・秘説など古代から中世へと伝承された膨大な和の集積を。世阿弥はどのように変容させながら、自らの能の世界を確立させていったのか。従来の世阿弥像を大きく更新させた画期的論考を集成する。

内容説明

中世に能が成立した背景には、西方から日本へと伝来し、古代から中世にかけて伝承された膨大な知の集積があった。経文・説話・縁起・注釈・秘説など中世的な知の所産の数々を、世阿弥はどのように変容させて自らの能の世界を確立していったのか。従来の世阿弥研究を画期的に更新させた論考を集成する。

目次

序章 世阿弥の中世
第1章 逆転の構図―「心」と「理り」
第2章 本説と方法(求道と芸能―世阿弥と禅;又寝の夢と秘説伝授―古注釈と能1;幽玄の形象―古注釈と能2 ほか)
第3章 物狂能(別離と再会―物狂能の変遷;ひたぶる心と反俗―物狂能の意味;孝養と恩愛―物狂能溯源 ほか)
第4章 脇の能(祝言の位相―「脇の能」の変遷;治世の象徴―「難波梅」考;歌道と治道―「高砂」考 ほか)

著者等紹介

大谷節子[オオタニセツコ]
1960年生まれ。1982年京都大学文学部卒業。1988年京都大学文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。神戸女子大学文学部教授。専攻、中世文学、芸能史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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