生成文法の企て

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  • サイズ B6判/ページ数 365,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000236386
  • NDC分類 801.5
  • Cコード C3080

出版社内容情報

原理・パラメータモデルが誕生しつつある興奮のなか1980年の前後にかけて行われたインタヴューと,極小主義の本格化を経て2002年秋に行われたインタヴューを収録.知の巨人が自らの科学観と言語観を語りつくす.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

有沢翔治@文芸同人誌配布中

7
チョムスキーの試みそのものは評価する。だけど言語が意味を伝えるためのツールであり、砕けた言い方、変な言い方でも通用する。だから統語論ではなく、言語にとって重点テーマは意味論なのではないか。2015/06/27

くにお

0
生成文法の理論的枠組みが、規則の体系から、原理とパラメーターのアプローチに変わろうとしていた1980年代初頭に行われたチョムスキーのインタビュー。チョムスキー自身、言語学史上、真に革命的と言える学問的転換が行われた時期であると後に語っている。  後半は、2002年秋に行われたインタビュー「21世紀の言語学」が収録されており、これまでの生成文法の歴史を振り返り、この学問の今後について語っている。  訳者の福井直樹氏はMITで学位を取得し、現在上智大学で教授をしている生成文法学者である。その研究分野は従来の言2009/09/20

親橋白金(実は加藤國康)

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文系言語学のいかさまがよくわかる。言語学を科学にしたチョムスキーの「企て」の言説に耳を傾けるべきだ。もし健全なヒトでいるためには。2008/08/22

さしとおう

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自然科学では当然のこととして受け入れられていることが、言語学においては広範な理解を得てないんです。つまり、理論というものは、健全であるためには変化していくものだということが理解されていないんですね。124pより2008/12/30

Shinjuro Ogino

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チョムスキーへの2回のインタビュー(1980年、2002年)が、本編357頁のうち323頁を占める。生成文法論の基本を知らない私としてはフォローを断念。ただ、「訳者による序説」の中から少し理解できた点を。  人間の言語機能メカニズムは、「一次言語データ(子供など外から獲得)→(脳中の)言語機能→言語知識(I言語)」と理解する。言語知識(=文法)は、一次言語データから(子供でも)帰納、類推できるものだけでなく、脳の言語機能に生得的に備わっていると解せざるを得ないものがある。これを普遍文法という。2019/01/07

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