自分を育てる読書のために

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  • サイズ B6判/ページ数 168,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000234900
  • NDC分類 019.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

手軽な楽しみの誘惑にさらされているメディア時代の十代.なぜ読書が思春期に「自分を育てる力」となりうるのか,そんな力になる本とはどんなものなのか,それらを手渡すにはどうすればいいのか.公立中学校の司書による奮闘レポートをもとに具体的に語る.好評『読む力は生きる力』『物語が生きる力を育てる』の実践編.

内容説明

「自分」を強く意識しはじめる思春期に、本は良きアドバイザーになってくれます。そんな力のある本を子どもたちに手渡すには、どうしたらいいのでしょう?本書では、公立中学校の司書による笑いと涙の奮闘レポートをもとに、手探りで編み出した読書支援の方法を具体的に紹介します。好評『読む力は生きる力』『物語が生きる力を育てる』の実践編。

目次

第1章 中学生たちとの日々
第2章 ぴったりの一冊を手渡すまで
第3章 つまずきを乗り越えて
第4章 苦手意識が強いときには
第5章 物語を共有する喜びを
第6章 波瀾万丈の日々からもらったこと

著者等紹介

脇明子[ワキアキコ]
1948年、香川県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、ノートルダム清心女子大学教授。「岡山子どもの本の会」代表

小幡章子[オバタショウコ]
1980年、愛知県生まれ。岡山県で、公立小学校「子どもと親の相談員」、岡山市総合教育センター職員をへて、公立中学校司書として3年間勤務。小学校教諭、司書、学校心理士の資格をもつ。現在、ノートルダム清心女子大学大学院人間生活学研究科博士後期課程に在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優愛

60
「本を読んだら、どんないいことがあるか」文字から情景や感情を連想する想像力、物語の前後を繋げる為の記憶力。主人公の人生に自身を当てはめて苦楽を共にし現実では成し得ない様々な体験までストック出来ること。これらを知らずまして読書に苦手意識のある子供達にすれば強制された朝読書は暇つぶしに充てられる時間にすぎない。それでも数ある生徒の中一人の人間として受け入れ理解しようと奮闘してくれる大人の姿勢はどんなにひねくれた子でも嬉しいのだ。自身に合った選書とは人生経験を積む事と類似しているのだから司書は偉大な仕事です。 2017/06/10

あーさん☆花火大会が迫っています!!

52
中学入学のお祝いに贈りたい本!(* ̄∇ ̄)ノ『読みたい本』が増える本σ( ̄∇ ̄;)2019/06/15

assam2005

31
中学校で司書をされている方の奮闘レポート。本に抵抗のある子供達にいかにして読書の楽しさを気付かせるか、をテーマに書かれてあります。子供とは正直なもの。自分のために必死になって考え、悩んでくれる大人には興味を持つ。それが的確に自分の好みを突いてくるのなら尚更。刺激を求める子供達に、昔からある名作に気付かせるのはいいのだが、その範囲を出ないのは、それもまた偏りがあるのでは?とも思いました。教育現場では蔵書の関係等でそうなるものなのか。ただ、やはり大人の協力無しでは子供は本を手に取りにくいと再認識しました。2016/11/16

april-cat

29
少しでも心ある司書なら誰しもこのような経験があるだろうし、共感もできるだろう。自分たちのしていること、考えていること、感じていることがこのような本になるのはなんとも嬉しいようなこそばゆいような。これを読んで出てくる本を読んでみたいと思ってくれる人がいたり、司書という仕事は面白そうだと思ってくれる人がいるとしたら素敵なことだ。ただ心配なのは司書仲間や本好きに絶賛する人が多いので、内輪ウケで終わらないかってこと(^^; あと読み物の話ばかりなので、司書の仕事としては完全にある1面だけにスポットが当たっている。2013/05/31

rummy

25
図書館で開かれた、学校の先生や司書さんの勉強会で紹介されていた本。今回の会のテーマは、市内小中学校での朝読書で読まれる本の内容、質についての議論でした。読み聞かせの先輩達も多く所属される会で、その後も折りに触れていろいろ話し合っています。私はただの母親でしかないのですが、本好きの一人として、我が子以外の子ども達にも読書の楽しみを知ってほしいと願っています。信頼関係を結ぶことこそが、全ての始まりだと思いました。****2013/09/30

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