『諸君!』『正論』の研究―保守言論はどう変容してきたか

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『諸君!』『正論』の研究―保守言論はどう変容してきたか

  • 上丸 洋一【著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 岩波書店(2011/06発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 411,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000234894
  • NDC分類 051
  • Cコード C0036

出版社内容情報

1970年代,「左翼」運動全盛の時代に従来の総合雑誌とは異なる切り口から,「保守」に言葉を与えた雑誌が創刊された――.以来40年,『諸君!』『正論』は,何を主張し,日本の言論空間をどのように塗り変えたか.主要な論争点を中心に,論調の変遷を実証的に分析した画期的労作.

内容説明

約四〇年前、「左翼」運動全盛の時代に従来の総合雑誌とは異なる切り口から「保守」に言葉を与えた雑誌が創刊された。以来、『諸君!』『正論』は、時代の中で、何をどう主張し、日本の言論空間をどのように塗り変えたか。主要な論争点を中心に、両誌の論調の変遷を実証的に分析。これまで見すごされてきた戦後の思想状況の一断面を描き出す。

目次

序章 生きている紀元節―なぜ、『諸君!』『正論』の研究なのか
第1章 『諸君!』創刊への道
第2章 カリスマの残影―鹿内信隆と『正論』創刊
第3章 日本核武装論―清水幾太郎と西村眞悟の間
第4章 靖国神社と東京裁判
第5章 A級戦犯合祀不快発言と天皇の戦争責任
第6章 永遠の敵を求めて
第7章 岸信介と安倍晋三を結ぶもの
第8章 朝日新聞批判の構造
第9章 空想と歴史認識―田母神俊雄と林健太郎の距離
終章 蓑田胸喜と『諸君!』『正論』の間

著者等紹介

上丸洋一[ジョウマルヨウイチ]
朝日新聞編集委員。1955年2月、岐阜県高山市生まれ。78年、早稲田大学政経学部を卒業し、朝日新聞社に入社。東京本社人事部員、千葉支局員、学芸部員、学芸部次長、オピニオン編集長、『論座』編集長などを経て、2007年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おさむ

21
保守系の2大誌を朝日新聞記者が批判的に分析した力作。読んだことはなく、煽動的な見出しのイメージの2誌ですが、時を追うごとに論調が「保守」から「極右」へ、仮想敵がソ連から北朝鮮・中国へと変容した経緯がよくわかりました。そのスタイルには、売れればよいというご都合主義しか感じられません。第7章の「岸信介と安倍晋三を結ぶもの」では祖父の呪縛から逃れられない安倍政治を指摘しています。実質800ページ超と長すぎるのが、難点。2015/08/14

加藤久和

7
著者は朝日新聞記者。大作にして労作。最近でも「朝日死ね」と発言して物議をかもしたチンピラ議員がいたわけだが、「諸君!」(廃刊済)「正論」に代表される右派言論勢力の朝日恐怖症は異常と言っていいレベル。穏健リベラルの朝日の論調が「反日」や「サヨク」に感じられるようでは一度自身の精神の病気を疑った方がいいだろう。保守言論にとっての大きな転換点は靖国神社のA級戦犯合祀にあったという意味のことを著者は言っている。A級戦犯合祀によって保守派は穏健な理性を失っていったと。保守は靖国カルトと手を切ることができるだろうか。2017/11/14

Masatoshi Oyu

4
創刊当初の諸君、正論に大東亜戦争が侵略戦争であったことや、天皇の戦争責任を認める論調が掲載されていたということが驚きだった。「他国の愛国心を尊重できない愛国心は間違いである」という主張は正しい。そうした議論も掲載されるほど、昔は雑誌としてのバランスに配慮していたようだ。2018/11/16

Piichan

1
保守言論を よく 研究していると おもいました。 ただ、A級戦犯や 昭和天皇の 戦争責任を 問題にすると 朝日新聞の 戦争責任は さけては とおれないはずなのですが、そのことについては ほとんど ふれられていないのは 「なかのひと」の 限界なのかなと おもいました。

チャーリイ

0
保守言論界でどのような言説がなされてきたかを緻密に記録した書。敵たる左派リベラリズムを鏡として用いないと保守言論誌が成り立ってこなかったことがわかる。だから左派リベラリズムの勝利だと言いたいわけではないけど。猪木正道の本は読んでみたいなあ。「保守本流」とはなにかを学ぶ意味でも。2015/05/12

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