辛亥革命と日本政治の変動

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  • サイズ A5判/ページ数 378,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000234726
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C3021

出版社内容情報

1911年の辛亥革命による清朝滅亡と中華民国の誕生に始まる中国の政治的混乱は、大正期日本の政治変動とどのような相互関係にあったのか。外交官、軍人、政党政治家などの行動を中心にして明らかにする。

内容説明

一九一一年に始まった辛亥革命による清王朝の滅亡と中華民国の成立は、中国の政治的混乱と列強の介入をさらに深めると同時に、日本の内外政策に多大な影響を与えた。本書は、欧米列強との関係に制約された日本の辛亥革命への、外務省、陸軍の対応、そしてその後の中国情勢と大正期の日本政治が相互に織りなす関係を、政治家たちの行動に焦点をあわせて明らかにする。

目次

辛亥革命と日本
第1部 辛亥革命勃発と日本の対応(革命勃発と日本外交―伊集院彦吉駐清公使の場合;日本陸軍の北清・満州出兵計画―軍事行動の衝動;参謀本部の対中工作―宇都宮太郎の活動)
第2部 辛亥革命前後における駐屯軍の動向(清国駐屯軍と国際関係―一九〇一~一九一四年;支那駐屯軍・中支那派遣隊と国際政治―一九一一~一九二二年)
第3部 中国情勢の展開と日本の政局(辛亥革命と大正政変―政治変動の相互作用;立憲同志会における対外政策問題―大正政変から第一次世界大戦期;加藤高明と英米中三国関係―英米協調政策と中国;日中提携論者長島隆二の政界革新構想―アジア・モンロー主義の主張)

著者等紹介

櫻井良樹[サクライリョウジュ]
1957年生まれ。81年上智大学文学部史学科卒業。88年同大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。91年麗澤大学外国語学部専任講師、97年同助教授、2002年同教授。博士(上智大学、1996年)。専攻は近代日本政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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