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死の海を泳いで―スーザン・ソンタグ最期の日々

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000234627
  • NDC分類 936
  • Cコード C0036

内容説明

2004年12月28日、スーザン・ソンタグ死去、享年71。「私は生活の質などに興味はない。自分の命を救うために、あるいは長引かせるために、打てる手はすべて打ってもらいたい―それがどんな大博打であっても」。亡くなるまでの9ヵ月間、この傑出した批評家・作家は、文字通り死の荒海を泳ぎ続ける。本書は、その短い期間、母に寄り添い、ともに「死の海」を泳ぎ続けた一人息子が記した渾身のルポルタージュ。そこから浮かび上がるのは、ソンタグの鮮烈な死にざまであり、生きざまである。死出の旅にある肉親に、いかに向き合うか…。誰もが避けて通ることのできない問い、そして誰も答えを見出すことのできない問いが、ここにある。

目次

1 残酷な告知
2 確率に打ち勝てる人
3 リサーチ開始
4 診断後の揺らぎ
5 死の前向きな否定
6 「生き残る」という物語
7 愛は慰めにはならない
8 最も孤独な死
9 臨終

著者等紹介

リーフ,デイヴィッド[リーフ,デイヴィッド][Rieff,David]
1952年ボストン生まれ。プリンストン大学卒業。編集者を経て、ノンフィクション作家・政治アナリスト

上岡伸雄[カミオカノブオ]
1958年生まれ。学習院大学文学部英語英米文化学科教授。現代アメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

19
ソンタグがアニー・リーボッツに撮られた写真のように死と毅然と対峙したのではなく、死に怯えていた様子が息子によって語られる。これはプライベートの部分であり公には見せなかったソンタグの一面であり、それは気のおけない家族だから見せた姿だと思うのだ(日記まで覗かれているのだから)。ちょっと意外だったのはサイードと親友だったのに何故大江とのあのような論争になったのかを考えてしまった。それはソンタグにとって癌は死を脅かすもので克服したとしても絶えず癌が意識されていたと思うのだ。最初の宣告のあとの明るく振る舞う様子など2023/12/23

misui

8
息子によるルポルタージュ。癌を患った最晩年の日々が綴られている。常に意志の力で人生を拓いてきたソンタグは、死に臨んでも希望を手放せず、死と折り合いをつけることができなかった。希望しかないゆえの絶望の日々が、確実な結末に向かって進んでいく。ソンタグの核心に迫った本だとは思うがこれはつらい。2012/04/14

ターキー

1
息子による母親の死についてのエッセイ。「ああすればよかったんじゃないか、こうすればよかったんじゃないか。いやいやああするしかなかったんだ。」という葛藤がぐるぐる書いてあるだけで、身内の死についてどう受け止めればいいのかということについてはあまり参考になりませんでした。(..)2013/12/02

メルセ・ひすい

1
★5  「私は生活の質などに興味はない。自分の命を救うために、あるいは 長引かせるために、打てる手はすべて打ってもらいたい。 - それがどんな大ばくちであっても」。 亡くなるまでの一ヶ月間、この傑出した批評家、作家は、文字通り死の荒海を泳ぎ続ける。・・・そこから浮かび上がるのは、ソンタグの鮮烈な死にざまであり・・生きざまである。2009/05/25

メルセ・ひすい

1
2004.11.28★5 ソンタグ逝く71歳 骨髄異形成症候群(MDS)=死の宣告 ・美しい華やかな批評家・・・私はさまよえる ユダヤ・・ 二度の癌を乗り越えて・・ 同性愛の写真家・パートナー 前夫の子が執筆 9.11後の政治状態 独特の現代思想・映画・写真の批評 そして、批評家、オスカー・ワイルドを愛し続けた。 ・2009/05/24

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