内容説明
果物が大好きだった子規、納豆にこだわった茂吉、西洋料理店が似合う白秋―。詩人、歌人、俳人たちが、豊かに表現した“食”。食文化史研究の第一人者が、『万葉集』から俵万智まで、詩歌に詠みこまれた“食”を多読、味読し、そこに凝縮された作者の生きかた、映し出された時代の姿を解き明かす。
目次
1章 生を彩る
2章 憧れと切なさと
3章 江戸の味
4章 過去と現在
5章 日々の営み
6章 それも人生
終章 逡巡の果てに
著者等紹介
原田信男[ハラダノブオ]
1949年生まれ。明治大学文学部卒業。明治大学大学院文学研究科博士課程退学。史学博士。札幌大学女子短期大学部文化学科専任講師を経て、国士舘大学21世紀アジア学部教授。専攻は日本文化論、日本生活文化史。『江戸の料理史』(中公新書)でサントリー学芸賞受賞。『歴史のなかの米と肉』(平凡社選書)で小泉八雲賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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