内容説明
欧米のマラソン大会では、走るだけでなく、大会のマネジメント、給水や伴走のサポート、沿道での応援、時によっては警備員の手配まで、すべてふつうの市民がやる。競技選手ももちろん参加するが、まずもって「市民が主役」の世界である。ひるがえって、日本ではどうか。TVのマラソン中継はもっぱら先頭集団だけを映す。まだまだ記録狙いのスピードランナーが主役の世界だ。けれど日本にだって、これまでに市民ランナーたちのさまざまな試みはあった。今こそ語ろうマラソン文化!世界を走破した市民ランナーによるヒューマンドキュメント。
目次
第1章 今こそ語れマラソン文化
第2章 ストリートパーティーに花を!
第3章 走る世界に魅せられて
第4章 だから人間は素晴らしい
第5章 技術の革新、発想の転換
付録 市民マラソン大会への体験的案内(海外・国内)
著者等紹介
大島幸夫[オオシマユキオ]
1937年、東京生まれ。毎日新聞社で運動部編集委員、特集版編集部長、特別委員などを経て、フリージャーナリスト。広範なジャンルのノンフィクションを手がけ、「NPO法人東京夢舞いマラソン実行委員会」理事長も務める。ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、パリ、ロンドン、ベルリン、南ア・コムラッズ(87km)などの海外20マラソンを走る。99年「第12回ランナーズ賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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