疾走12年 アサノ知事の改革白書

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000234214
  • NDC分類 318.223
  • Cコード C0031

内容説明

「これにて12年の知事業を卒業します」。アサノ知事は、四選は固いと思われていた矢先、突然の不出馬宣言をした。ユニークな三回の選挙、議会との激しい応酬、障害者施設解体宣言の衝撃、県警との報償費をめぐるバトル、楽天ゴールデン・イーグルス誘致の内幕…。アサノ知事は、「宮城県の恥を雪ぎ、県民の誇りを取り戻す」不退転の決意で、県政に取り組んできた。地方発の改革を断行して県民の活力を掘り起こし、本物の民主主義を根付かせるとの強固な信念に貫かれ、喜怒哀楽に溢れた12年間の知事業を書き下ろした記録。

目次

第1章 私が知事を辞めたわけ―五十七歳転職最後のチャンス
第2章 組織スキャンダル―情報公開に聖域なし
第3章 選挙は楽し―基盤なし借りなしで三選
第4章 議会との緊張関係―万機公論に決すべし
第5章 地域おこしの醍醐味―楽天イーグルス負けても元気
第6章 福祉の現実と理想―障害者施設解体宣言
第7章 地方活力の時代―目指せ地方分権全国知事会のとりくみ
第8章 知事の責任―県警犯罪捜査報償費

著者等紹介

浅野史郎[アサノシロウ]
1948年2月生まれ。宮城県仙台市出身。慶應義塾大学総合政策学部教授。1970年、東京大学法学部卒業後、厚生省に入り、社会局老人福祉課課長補佐、在米日本大使館一等書記官、年金局企画課課長補佐を経て、北海道庁福祉課課長。厚生省生活衛生局企画課課長などで23年7カ月務めた厚生省を退職し、1993年宮城県知事選挙に出馬、当選。1997年、再選(第二期)。2001年、再選(第三期)。2005年11月20日、任期終了にて知事職を勇退。3期12年の知事職退任後は、宮城県社会福祉協議会会長、東北大学客員教授、社団法人日本フィランソロピー協会会長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takao

2
ふむ2023/06/28

くらぴい

2
改革派知事としてマスコミに頻繁にのり、政治にうとい私も気になり色々文献を漁る様になりました。官僚出身とはいえ庶民派、障害者の立場を汲んだ良識ある人でした。世間とはたびたび物議をかもしましたが。2007/03/08

りょうた

0
今日の仙台は雨なので、前知事の著書を読みました。2021/06/19

コギー

0
三度目の再読。やはり、宮城県は、東日本大震災が最も大きな分岐点であったことを改めて思う。また、浅野が後に都知事選に事実上、当時の民主党推薦で出馬し、自公推薦の石原慎太郎に敗れたことも、「一人ひとりが主役の選挙」がアサノ流という持ち味をぶっ壊してしまったこと、その際、過去の宮城県知事選で対立した小沢一郎民主党代表と勝手に和解してしまったことも、従来のアサノらしさを好く思っていた人たちに失望させてしまうこととなった。2020/06/28

コギー

0
再読。仙台出身で、浅野知事時代12年のうち、10年近くを仙台で過ごした。自分自身の成長期でもあったその時期、地元でいろいろなことがあったと改めて思い出す。浅野知事退任後ではあるが、宮城県では東日本大震災も歴史の大きな分岐点となった。宮城県は以前より地震の多い地域でもあり、地震への対応が首長や地方議員たちの大きな課題という点も、他の県の首長や地方議員たちと大きく異なる。知事の仕事を回転寿司に例えたのも、当時の宮城県知事らしい。回転寿司は仙台から始まった。浅野が知事になった頃は、仙台でも回転寿司が珍しかった。2020/06/26

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