出版社内容情報
権力の言葉,差別の言葉,そして希望の言葉.なぜ言葉は人を傷つけるのか.なぜ言葉は社会を変えられるのか.現代思想の最先端で「触発する言葉」を放ちつづける理論家が,言語の政治性を縦横無尽に論じる注目の書.
内容説明
どうして言葉は人を傷つけるのかどうすれば言葉が世界を変えるのか。フェミニズム理論現代思想の旗手としてめざましい活躍を続けるバトラーが現代アメリカの政治状況に迫る。
目次
序章 言葉で人を傷つけること
第1章 中傷発言、燃え広がる行為
第2章 ポルノと検閲―行為遂行性の権力
第3章 伝染する言葉―米軍の「同性愛」パラノイア
第4章 見えない検閲と身体の生産―言説的行為体の未来
著者等紹介
バトラー,ジュディス[バトラー,ジュディス][Butler,Judith]
カリフォルニア大学バークレー校、修辞学・比較文学のマキシーン・エリオット教授
竹村和子[タケムラカズコ]
お茶の水女子大学大学院教授。専門は批評理論・英語圏文学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 人間を守る読書 文春新書