出版社内容情報
2003年ヒトゲノムが完全解読され,バイオテクノロジーはわれわれ市民の生活を根底から変えつつある.そこにどのような問題が生まれているのか.医療・バイオビジネス・食品など,最前線の研究者が答える.
内容説明
2003年ヒトゲノムが完全解読され、バイオテクノロジーはわれわれ市民の生活を根底から変えつつある。いま何が実現されようとしているのか?それが個人や社会にどのような影響をもたらすのか?そこにどのような問題が生まれているのか?医療・バイオビジネス・食品など、最前線で活躍する研究者が解説する。
目次
第1章 生命誌から見た遺伝子―遺伝子とはなにか?
第2章 バイオテクノロジーのいま―バイオビジネスのもたらすものは?
第3章 情報としての遺伝子―プライバシーか?公益性か?
第4章 可能性としての遺伝子診断―医師と患者の関係は変わるか?
第5章 遺伝子治療のいま―どこまで進んでいるか?
第6章 遺伝子組み換え作物の近未来―どう安全を評価するか?
第7章 市民とバイオリテラシー―遺伝子技術をどう理解すればいいか?
著者等紹介
奥野卓司[オクノタクジ]
関西学院大学社会学部大学院社会学研究科教授。専攻は情報人類学。研究テーマは、情報社会の産業および人々の生活文化の変容を、世界各地でのフィールドワークやインターネットを介した質的調査によって解読することで、「文科省21世紀COEプログラム」の関学大指定研究
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