出版社内容情報
禅仏教,浄土真宗とキリスト教の神秘思想を考察する英文で書かれた作品.大拙が関心を持ち続けたM.エックハルトと妙好人が取り上げられている.妙好人の海外への本格的な紹介は,本書が最初である.初の翻訳.
内容説明
大拙が、国際的な名声を不動のものとした一九五〇年代に英文で書かれた著作。浄土真宗、禅仏教と、キリスト教の神秘思想を考察する。特に大拙が、強い関心を持ち続けたエックハルトと妙好人が深い理解のもとに、独自の視点から取り上げられる。妙好人の海外への本格的な紹介の嚆矢となる。初の翻訳刊行。
目次
1 マイスター・エックハルトと仏教
2 仏教哲学の基盤
3 “一刹那”とさとり
4 永遠の光の中に生きる
5 輪廻について
6 十字架とさとり
7 このまま
8 「南無阿弥陀仏」についての覚え書
9 蓮如の「御文(章)」
10 才市の手記より
著者等紹介
坂東性純[バンドウショウジュン]
1932年生。元大谷大学教授。元上野学園大学教授。坂東報恩寺第27世住職。宗教学専攻
清水守拙[シミズシュセツ]
1963年生。妙仙寺住職。宗教学専攻
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