周恩来伝 1949‐1976〈下〉

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  • サイズ A5判/ページ数 460p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000233514
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0023

出版社内容情報

1949年の中華人民共和国建国以来,その死に至るまで国務院総理であった周恩来(1898-1976).彼は終始内政と外交の実務の最高責任を担い,「大躍進」や「文化大革命」などの困難な状況下でも誠心誠意国事に力を尽くした.そのため現在もなお「人民の総理」として敬愛されている.日記,書簡,草稿や会議の発言記録,関係者の証言などに基づく詳細な伝記.叙述の端々に人間周恩来の喜びや苦悩もかいま見える.(竹内実解説)

内容説明

下巻では、六〇年代初期の経済調整、国防先端事業の指導、文化大革命の発動と紅衛兵運動、中国共産党第九回大会、林彪事件、ニクソン訪中と日中国交正常化、江青ら「四人組」との闘争が叙述される。文革の困難な状況下で自らに対する批判を乗り越え、極左派の攻撃から古参幹部を守り〓小平を復活させた周恩来。晩年にがんを患いながらも生命の最後の瞬間まで任務を全うしようとする姿のうちに、人間周恩来の苦悩と夫婦愛がかいま見える。本書により、新中国半世紀の歩みに新たな光が当てられる。

目次

厳しく困難な日々
深刻な経済困難からの脱却
中印国境第二次武力衝突
アジア・アフリカ・欧州十四カ国歴訪
原子力事業の発展を指導
戦争準備の情勢の下、第三次五カ年計画を制定
文化大革命発動の時
「紅衛兵運動」の中で
一九六七年―大動乱の一年
中国共産党第九回大会前後
廬山会議と林彪事件
極左思潮批判
外交の新たな局面を打開
第四期全人代での「組閣」争い
最後の日々

著者等紹介

金冲及[キンチュウキュウ][JinChongji]
1930年上海市出身。51年復旦大学歴史学部卒業。同大、上海市、国家文物局などを経て、83年以後中共中央文献研究室に勤務。現在同研究室常務副主任。中国史学会会長、中国社会科学院近代史研究所学術委員、中国人民政治協商会議全国委員会委員、復旦大学・清華大学・中国人民大学兼任教授。共著に『辛亥革命史稿』全4巻、『中国共産党的70年』、主編書に『周恩来伝1898‐1949』『毛沢東伝1893‐1949』などがある

劉俊南[リュウシュンナン][LiuJunnan]
1930年台湾省雲林県出身。50年来日。54年中央大学経済学部卒業。中国通信社編集部長を経て現在中国語翻訳センター社長。訳書に『中国歴史地名大辞典』、師哲『毛沢東側近回想録』、熊向暉『周恩来と私』がある

譚佐強[タンサキョウ][TanZuogiang]
1940年横浜市出身。68年東京教育大学農学部大学院修士課程中退。中国通信社編集部デスクを経て現在翻訳家。著書に『中国登山ハンドブック』、訳書に『西南秘境万里行』がある
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