出版社内容情報
19歳で国王になり，戦後に独立を達成，ロンノルのクーデターやポルポト率いるクメール・ルージュの暴政にも耐えぬいた最高指導者．そのしたたかな帝王学と不可思議な言動は，カンボジアの栄光と悲惨を体現している．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
司行方
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ヴィーシー政権から冷戦後までカンボジア現代史を泳ぎ切った人物として、シハヌークには興味を持っていた。（王子などの称号がなく直接名前に殿下がついているところや、金日成との友情などにも） 国王から退位し、父親を国王にすることで、権威をそのままに行動の自由を得るところは、院政だなあと思った。血統からくる権威を利用して、左右の勢力を操るところはナポレオン三世のようだとも思った。2014/02/16
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