内容説明
ヘミングウェイ、ヴォネガット、ロス、ソンタグ、ラシュディ…みずからの仕事場でくつろいだ会話を交わすうち、“創作の秘密”が溢れだす。膨大なアーカイヴから精選、文学ファン必読!(全二冊)
目次
ドロシー・パーカー「作家はね、自分のまわりのひとをよく見てなくてはだめなのよ」
アーネスト・ヘミングウェイ「以前作られていなかったものを作ろうとすると、どうしても下手なものに見えるんだよ」
アイザック・バシェヴィス・シンガー「自分が神秘主義者なのかどうかはわからないが、いろんなミステリアスなパワーに囲まれているというかんじはいつもある」
ジョン・アップダイク「わたしのフィクションは普通の人々の日々の行動を描いたものですが、そこいらの歴史の本よりははるかに多く歴史をとりあげている」
カート・ヴォネガット「だんぜん新鮮になると思うよ、文学のクリエーターたちの頭のなかに文学史とはべつなものが存在するようになったら」
ガブリエル・ガルシア=マルケス「現実に根ざしていない事柄はただの一行もわたしの作品にはない」
フィリップ・ロス「わたしはこのわたしではないんだよ―わたしは、いわば、このわたしでないものなんだ。そういうふうにしてくどくどしい話が始まる」
エリザベス・ハードウィック「故郷などを失うという喪失感から生まれてくる大きなテーマから、わたしたちは取り残されているとは思う」
ジョン・アーヴィング「小説を書くってことは犠牲者を探すこと。書きながら、ぼくはいつも災難を探してる」
スーザン・ソンタグ「書くことはものすごい孤独を要求してくる。だから、それを選んだことから来るつらさを和らげるためにわたしがしてきたことは、しょっちゅう書くことはしないってことなの」
サルマン・ラシュディ「自由な社会では、どう生きようかと議論がつづけられていて、そうやってわれわれは生きている。議論が答えなんだ」
著者等紹介
青山南[アオヤマミナミ]
1949年福島県生まれ。翻訳家、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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