薩摩・朝鮮陶工村の四百年

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  • サイズ B6判/ページ数 447p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000230568
  • NDC分類 219.7
  • Cコード C0021

内容説明

さまざまな角度から明らかにされる独自の風土と歴史。考古学、近世史、近代史、朝鮮史、美術史などから迫る。巻末には、一五代沈壽官、児玉英作両氏への貴重なインタビューなど苗代川に暮らしてきた人々の声を収める。

目次

第1部 総論(近世の苗代川;苗代川の近代史)
第2部 近世から近代へ(考古学資料から見た近世苗代川の窯業;「苗代川人」という主体―“朝鮮由来の異邦人”の移住からアイデンティティーの確立・崩壊まで;窯業産地としての苗代川の形成と展開―薩摩焼生産の歴史;朝鮮人村落「苗代川」の日本化と解体;近世の苗代川と玉山宮をめぐる言説について)
第3部 近代の苗代川(西南戦争と苗代川;苗代川と「改姓」―東郷茂徳にみる二つの差別からの脱却とその苦悩;日清・日露戦争と苗代川「朝鮮人」;第一三代沈壽官と植民地朝鮮;柳宗悦・民芸運動と苗代川の近代)

著者等紹介

久留島浩[クルシマヒロシ]
1954年生。国立歴史民俗博物館館長。日本近世史

須田努[スダツトム]
1959年生。明治大学教授。日本近世、近代史

趙景達[チョキョンダル]
1954年生。千葉大学教授。朝鮮近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

28
分担執筆者は略記。回答兼刷還使:1624年までに日本に派遣された使節。被擄朝鮮人を連れ出すことは、国王の権威に関わること(5頁)。18Cはうち続く災害・病気(22頁~)。『古記留』は苗代川(現・鹿児島県日置市東市来町美山、表紙見返し)の事件記録。対馬藩の朝鮮語習得:朝鮮語を学習し習熟することは、藩内での存在意義を高めるものであったうえ、学習の基礎能力を幼年時から育てていた可能性がある(32頁)。調所広郷の改革で陶業再興(59頁)。2016/02/01

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