出版社内容情報
私たちはいかにして苦痛を減らし、幸福を増やしうるのか。世界的影響力を持つ哲学者シンガーが、功利主義の起源から現在に到る発展についてわかりやすく解説しつつ、これまで向けられてきた数多くの批判に回答する。
内容説明
五名の人を助けるため、一人を殺すことは正当化されるだろうか。非常に幸福な百人の社会と、少しだけ幸福な千人の社会に優劣をつけられるだろうか。家畜の苦しみは人間に比べてとるに足らないと言えるだろうか。思いもよらない問題設定により、功利主義は世界中に大きな影響を与え、社会変革を促してきた。その歴史・成果・残された課題をコンパクトに解説する、代表的思想家による最良の入門書。
目次
第1章 起源
第2章 正当化
第3章 われわれは何を最大化すべきなのか?
第4章 反論
第5章 規則
第6章 功利主義の実践
著者等紹介
デ・ラザリ=ラデク,カタジナ[デラザリラデク,カタジナ] [de Lazari‐Radek,Katarzyna]
ウッチ大学哲学研究所准教授。哲学・倫理学
シンガー,ピーター[シンガー,ピーター] [Singer,Peter]
プリンストン大学・メルボルン大学教授。応用倫理学。ザ・ニューヨーカー誌が選ぶ「最も影響力のある現代の哲学者」、タイム誌が選ぶ「世界の最も影響力のある100人」の一人
森村進[モリムラススム]
一橋大学大学院法学研究科教授。日本法哲学会理事長。法哲学
森村たまき[モリムラタマキ]
国士舘大学非常勤講師。刑事法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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