公共圏に挑戦する宗教―ポスト世俗化時代における共棲のために

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  • サイズ B6判/ページ数 209,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000229388
  • NDC分類 160
  • Cコード C0014

出版社内容情報

近代化とともに宗教は消えていくだろうという大方の予想に反し、宗教人口は世界中で増大し、大きな影響力を持つようになっている。多様な宗教的背景を持った人々とどのように共存し、ともに社会を形作っていけばよいのか。その模索は、宗教的要素を削ぎ落としたものとして構想された近代的公共圏とデモクラシーを再検討することでもある。現代を代表する四人の知性による刺激的な意見の応酬。

内容説明

近代化とともに宗教は力を失っていくだろうという大方の予想に反し、宗教人口は世界中で増大し、社会に大きな影響力を持つようになっている。ポスト世俗化社会といわれる今日、多様な宗教的背景を持った人々とどのように共存し、ともに社会を形作っていけばよいのか。その模索は、宗教的要素を削ぎ落として構想された近代的公共圏とデモクラシーを再検討することでもある。現代を代表する四人の知性による、白熱の議論。

目次

序章 公共圏における宗教の力
「政治的なもの」―政治神学のあいまいな遺産の合理的意味
なぜ世俗主義を根本的に再定義すべきなのか
対談 ハーバーマス×テイラー
ユダヤ教はシオニズムなのか?
預言宗教と資本主義文明の未来
対談 バトラー×ウェスト
総括討議 ハーバーマス×テイラー×バトラー×ウェスト
後記―宗教に備わる多くの力
付論 ハーバーマスへのインタビュー ポスト世俗化世界社会とは?―ポスト世俗意識と多文化型世界社会の哲学的意義について

著者等紹介

ハーバーマス,ユルゲン[ハーバーマス,ユルゲン] [Habermas,J¨urgen]
1929年生まれ。ドイツの哲学者、社会学者。フランクフルト大学名誉教授

テイラー,チャールズ[テイラー,チャールズ] [Taylor,Charles]
1931年生まれ。カナダの哲学者、政治学者。マギル大学名誉教授

バトラー,ジュディス[バトラー,ジュディス] [Butler,Judith]
1956年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校教授

ウェスト,コーネル[ウェスト,コーネル] [West,Cornel]
1953年生まれ。プリンストン大学教授

カルフーン,クレイグ[カルフーン,クレイグ] [Calhoun,Craig]
1952年生まれ。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あんころもち

13
ハーバーマスは「皆が理解できる」という点を重視して、宗教のような一部の人にしか理解し得ないものを取り除いた共通の言葉による議論を重視する。(世俗主義=ライシズム)一方、テイラーはライシズムの歴史的経緯(特にフランスでは強大な教会権力に対抗するために公共の空間から宗教を排除した)から、マイノリティにまでライシズムを徹底すべきでないことを主張する。共通の言葉(西洋人権思想など)で語られる公共の空間があるからこそ、人々は差異を受け入れることができるのであり、テイラーの主張は納得できない。2015/02/16

mittsko

6
2009年、NYで開かれた講演討論会の記録。ハーバーマスの「ポスト世俗化」概念を手掛かりに、なんとも豪華な執筆陣が議論をかわす。その人選と配置が実に見事だ。イベント企画者であろう編者、E・メンディエッタ、J・ヴァンアントワーペンの二人の優秀さよ! さて、ハーバーマスの現代宗教論については、根底にあるその頑迷な近代主義に眉をひそめる論者が多い(ボクもそう)。本書ではテイラーがその役目を担い、バトラーが批判をさらに、ウェストがさらにさらに進める。手ごわいハーバマスをいかに乗り越えるか、希望はそこにあろう。2021/02/03

flat

4
宗教というものは今日に於いてもその人口を増やしているらしい。救いのない者の祈りが宗教であるとマルクスは言ったと思うが、宗教の持つ機能、もしくは求められる役割というものが変化しているといことになるのか。しかし受け答えを見ているとハーバーマスって、もしかして性格悪い?2020/07/25

Ishida Satoshi

3
読了。近代化とともに宗教が衰退していくのかと思いきや、逆に宗教人口は世界各地で増加し、社会においては今だ大きな影響力を持っています。公共の空間において、宗教はどのような役割を担うのか?、ハーバマスはじめ著名な識者たちが議論します。宗教的言説をダイレクトに公共の空間に持ち込むこと、宗教的な言葉を宗教に関心の無い人々にもわかるような共通の言語を作り出すことの難しさも語っています。欧米の社会的文脈を前提にしているため、日本には馴染みが薄い議論ということで、難しさもありますが、宗教の世俗化、ポスト世俗化という現代

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